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レモン果汁、ライム果汁、すだち果皮、ゆず果皮。いちばんビタミンCが多いのは?~ダイエットに役立つ栄養クイズ~
冬にはみかんを日常的に食べている人も多いのではないでしょうか。みかん、オレンジ、グレープフルーツ、レモンなど、私たちにとって柑橘類は身近なフルーツですね。さて、“ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回は柑橘類の中でも「香酸柑橘(こうさんかんきつ)類」と呼ばれるものに焦点をあてました。え?「香酸柑橘類」って何? クイズはここからスタートです!
Contents 目次
問題1 次のうち、「香酸柑橘(こうさんかんきつ)類」にあてはまらないものはどれ?
□ゆず
□レモン
□シークワーサー
□オレンジ
「オレンジ」です
「柑橘類」というと、みかんやグレープフルーツなど、いろいろな果物が思い浮かぶのではないでしょうか。では、「香酸柑橘類」とは、どのような柑橘類のことだと思いますか? 「香酸柑橘類」とは、レモン、ゆず、ライムなどのように、柑橘類の中でも酸味がとても強く、実をそのまま食べるというより、果汁の酸味や果皮の香りを楽しむ柑橘類のことを指します。上記では、オレンジは実を食べて楽しむ果物だと言えるため、「香酸柑橘類」の仲間ではありません。
問題2 次の「香酸柑橘類」のうち、果実の重さがいちばん小さいのはどれ?
□ライム
□かぼす
□すだち
□だいだい
「すだち」です
上記の中で、果実の重さがいちばん小さいものは「すだち」。徳島県が生産量の約98%を占める「すだち」は、1つが30~40gと小粒で、完熟すると香りが消えてしまうため、8~10月頃に緑色の未熟果を収穫するようです。「すだち」と間違いがちな「かぼす」は、大分県が生産量の約98%を占める香酸柑橘で「すだち」よりも大きなサイズです。なお、国内生産される香酸柑橘類全体のうち、約8割を「すだち」「かぼす」「ゆず」の3種類が占めています。
問題3 ビタミンCがいちばん多く含まれているものは、次のうちどれ?(100gあたり)
□レモン果汁
□ライム果汁
□すだち果皮
□ゆず果皮
「ゆず果皮」です
上記の「香酸柑橘類」には、どれもビタミンCが多く含まれています。ビタミンC含有量を100gで比較した場合、上から50mg、33mg、110,mg、160mgで、ゆずの果皮に最も多く含まれていることがわかります。ちなみに、ゆず果汁に含まれるビタミンCは100gあたり40mgです。柑橘類は果汁のみでなく、皮にもビタミンCが多く含まれ、さらに香りがとてもよいですので、ぜひ活用してみてください。
問題4 問題3の選択肢のうち、β-カロテンがいちばん多く含まれているものはどれ?(100gあたり)
□レモン果汁
□ライム果汁
□すだち果皮
□ゆず果皮
「すだち果皮」です
答えはすだちの果皮です。ビタミンCを比較したときは、ゆずの果皮のほうが多く含まれていましたが、β-カロテンを100gで比較すると、上から6μg、0μg、520μg、240μgとなります。すだちはビタミン・ミネラルが豊富で、カルシウムやカリウム、また食物繊維も上記の中ではいちばん多く含まれています。旬を迎える秋頃には、ぜひたくさん使いたい柑橘類のひとつです。
問題5 ライムの仲間である「フィンガーライム」の別名は、次のうちどれ?
□森のキャビア
□フルーツバター
□森の牡蠣
□小さなアボカド
「森のキャビア」です
「フィンガーライム」を見たこと、食べたことはありますか? オーストラリア原産の柑橘類で、名前の通り、指のような形状をしています。皮の中の果肉は、粒状の形から、「フルーツキャビア」「森のキャビア」とも呼ばれていて、プチプチとした食感、さわやかな香りと味わいが特徴です。国内では生産数が少なく、貴重で高級な食材とされています。これも「香酸柑橘類」の仲間です。