寒い季節の強い味方になってくれるのが、スープやシチューといった温かい汁もの料理。“ダイエットに役立つ栄養クイズ“、今回のテーマは「スープ」です。食卓に並ぶスープのバラエティを広げて、楽しく温活していきましょう…!
Contents 目次
問題1 洋風のスープの「クラムチャウダー」。「クラム」の意味は、次のうちどれ?
□あさり
□しじみ
□貝類
□二枚貝
「二枚貝」です
寒い時期に体温まるスープの「クラムチャウダー」は、今の時期にピッタリなスープのひとつです。クラムチャウダーと言えば、あさりのホワイトスープというイメージが強いと思いますが、「クラム」は「二枚貝」の意味。クラムチャウダー発祥の地であるアメリカでは、あさりだけでなく、「ホンビノス貝」を具にして作るとも言われています。とは言え日本では、あさりをベースに、じゃがいもやにんじん、玉ねぎなどの野菜を使い、コンソメ味で牛乳を加えたものが主流ですね。「あさり」は、分量が多いように見えても、実際に食べる正味重量は、全体量に対して約40%。200gのパックを購入しても、食べている量は80gほどです。むき身100gあたりのカロリーが約30kcalであることを考えると、たっぷり食べても安心な魚介類だと言えます。
問題2 スペイン料理である「アホ スープ」は、何を使ったスープだと思う?
□白ワイン
□生ハム
□にんにく
□オリーブ
「にんにく」です
「アホ スープ」というスープを知っていますか? これはスペイン料理の「ソパ・デ・アホ」というスープのことです。スペイン語で「ソパ」は「スープ」、「アホ」は「にんにく」を指します。生ハムや卵、バケットなども加えたボリュームあるスープです、にんにくを使用しているので、体がとても温まる料理です。
問題3 次のうち、間違っている組み合わせは、どれだと思う?
□フランス…ブイヤベース
□ミネストローネ…イタリア
□ポトフ…アメリカ
□ガスパチョ…スペイン
「ポトフ…アメリカ」です
日本の代表的な汁ものに「みそ汁」があるように、各国に代表的なスープがあります。上記の中では、「ポトフ」はアメリカでなく、フランスの家庭料理のひとつです。大きく切った野菜をコトコトとじっくり煮込んで作ります。日本では、ベーコンやソーセージなどを入れることもありますが、フランスでは、牛肉のかたまりを使うことが多いようです。ハーブやスパイスを効かせ、素材そのものを味わえる、食べごたえのある料理です。
問題4 問題3でもとり上げた「ポトフ」の意味は、次のうちどれ?
□大きな野菜
□たくさんの香辛料
□コンソメスープ
□火にかけた鍋
「火にかけた鍋」です
問題3でも解説した通り、「ポトフ」はフランスの家庭料理のひとつです。「ポトフ」とは、フランス語で「火にかけた鍋」という意味。大きく切った具材を長時間煮込み、スープごといただく料理です。ハーブや香辛料として、ブーケガルニ(生あるいは乾燥させたハーブや香味野菜を束にしたもの)と一緒に煮込むことで、風味のよいおかずスープになります。
問題5 「世界三大スープ」に含まれないスープは、次のうちどれ?
□ブイヤベース
□ポトフ
□トムヤムクン
□フカヒレスープ
「ポトフ」です
世界三大スープと言われているスープがあります。「ブイヤベース」「トムヤムクン」「フカレヒスープ」「ボルシチ」の4つです。「三大」と言われながら。3つにしぼり切れず4つあるようです。「ブイヤベース」は魚介類を香味野菜で煮込んだフランス料理。タイ料理の「トムヤムクン」は、えびなどをメインの具材とした、酸味と辛みのある赤いスープです。乾燥させたフカ(サメ)のヒレを使用した「フカヒレスープ」は、高級な中華料理として知られています。ウクライナやロシアの料理である「ボルシチ」は、ビーツの入った真っ赤なスープです。日本の「みそ汁」も世界に誇れる汁ものですが、各国のスープ料理にも、それぞれ特徴があり、食材や味わいの違いがあります。寒い時期には、いろいろなスープを楽しみたいですね。