問題１　「豚しゃぶサラダ」を作ります。疲労回復に効果の高い野菜の組み合わせとしておすすめなのは、次のうちどれ？

□豚ロース（100ｇ）+オクラ４本+みょうが２本
□豚ロース（100ｇ）+豆苗1/2束+ブロッコリー50ｇ
□豚ロース（100ｇ）+トマト1/2個+ゴーヤ50ｇ
□豚ロース（100ｇ）+きゅうり1/2本+青梗菜１束

「豚ロース（100ｇ）+豆苗1/2束+ブロッコリー50ｇ」です

体に疲れを貯めこまないためには、代謝に関わるビタミンＢ群や、有害な活性酸素から細胞を守るビタミンＣなどをとるのが大切です。さて、夏にはさっぱりとした豚しゃぶサラダなどを食卓に上げることも多いかと思います。豚肉自体も、ビタミンB群が豊富で疲労回復効果の高い食材です。そこにビタミン類の豊富な野菜を組み合わせると、さらに効果的です。上記でとり上げた野菜は、どれもおすすめと言えますが、なかでも「豆苗1/2束+ブロッコリー50ｇ」には、より多くのビタミン類が含まれています。

問題２　問題１の組み合わせで作った豚しゃぶサラダのカロリーは、どれもほぼ同じです。約何kcalになると思う？

□110kcal
□190kcal
□240kcal
□290kcal

「240kcal」です

問題１の豚肉と野菜の量を組み合わせた場合、どれも230～250kcal前後となります。豚肉はしゃぶしゃぶ用の薄切りロース肉をゆでて使うことで約9％カロリーをカットできます。焼いたり煮たりするより、ヘルシーですね。「230～250kcal」という数値は食材のみのカロリーですので、これにたれやソースを組み合わせれば、約300kcalといったところでしょう。豚肉と野菜に加え海藻やきのこ類などを組み合わせれば、さらにボリュームのある、おかずサラダになります。夏にたっぷり食べてもらいたいおかずのひとつです。

問題３　問題２のおかずサラダに、副菜として約100kcalのおかずを１品追加するとしたら、次のどれがふさわしいと思う？

□きゅうりの梅マヨ和え（きゅうり１本+梅１個（正味６ｇ）＋マヨネーズ小さじ２）
□オクラの納豆和え（オクラ４本+納豆１パック）
□枝豆とトマト入り豆腐サラダ（枝豆40ｇ+トマト1/2個+木綿豆腐100ｇ）
□焼きなすのしょうがじょうゆ（なす２本+ゴマ油小さじ２）

「焼きなすのしょうがじょうゆ（なす２本+ゴマ油小さじ２）」です

上記のカロリーは、上から70kcal、114kcal、153kcal、105kcal。問題２でとり上げたおかずサラダのように、メインのおかずで300kcalほどの料理を用意し、ご飯を組み合わせるとして、食卓に何かあともう１品、副菜をプラスしたいな…というシーンを想定しました。このとき、副菜を100kcal以内にすると理想的な内容と言えます。もちろん必ずしも副菜を低カロリーにしなければならないわけではないのですが、メイン料理はボリュームがあることが多いため、メイン料理に使用していない食材や調理方法を用いて、カロリーをやや控えた副菜を用意すると、全体のバランスがよくなりますよ。

問題４　中華料理で、「涼伴」という料理があります。これは、どのような料理だと思う？

□冷たい前菜
□ゼラチンなどで冷やし固めた料理
□冷たいスープ
□冷たい和えもの

「冷たい和えもの」です

「涼伴（リャンバン）」は冷たい和えもののことです。給食などで提供されることの多い、「リャンバンサンスー」という料理を知っていますか。漢字で書くと「涼伴三絲」。“せん切りした３種類の材料を使った、冷たい和えもの”を指し、春雨と野菜を組み合わせた和えものが定番です。暑い夏の食欲が落ちるときには、少し酸味を効かせたさっぱりとした味わいの和えものが、おかずとしてとてもおすすめです。いろいろな食材を組み合わせてみてはいかがでしょうか。

問題５　ご飯に冷たい汁をかけて食べる「冷や汁」に関係の深い地域は、次のうちどこ？

□宮崎県
□福岡県
□鹿児島県
□熊本県

「宮崎県」です

夏バテ防止におすすめの「冷や汁」は、宮崎県の郷土料理です。ほぐした魚の身に香ばしくあぶったみそやごまなどを合わせ、だし汁で溶きのばした汁を、麦飯（ご飯）などにかけていただきます。現在は豆腐やたっぷりの香味野菜を入れることもあります。水分や塩分を補給しつつ、炭水化物とたんぱく源も一緒にとることができ、しかも食欲がわかないときもさらっと食べられるところが、暑い時期にぴったりな料理だと言えます。