最近スーパーでも見かけるようになった「ドリアン」。強烈な香りのイメージから、敬遠している人も多いのでは? “ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回のテーマは「ドリアン」です!
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問題1 「ドリアン」の原産国は次のうちどれ?
□ベトナム
□インド
□中国
□マレーシア
「マレーシア」です
「ドリアン」は、マレーシア原産の熱帯産の果物です。特徴的な香りが苦手な人もいるかもしれません。東南アジア各国のホテルや航空機の機内、地下鉄等の公共機関などでは、その強烈な香りから、持ち込みが禁止されている場所も多いそう。旅先で食べたいときは、食べる場所を選ぶ必要がありそうですね。
問題2 丸ごとの「ドリアン」の形状を説明したのは次のうちどれ?
□薄い皮で表面がなめらかである
□黄色い皮で黒い斑点模様がある
□表面はかたく、鋭い突起がある
□茶色の細かい、うぶ毛状の皮でおおわれている
「表面はかたく、鋭い突起がある」です
最近ではスーパーなどで見かけることもある「ドリアン」。丸ごとのドリアンは、人の頭ほどの大きさで、表面はとてもかたく鋭い突起に覆われています。果肉はねっとりとした食感で甘みがあるものの、腐敗したようにも感じられる独特の香りがします。好みは分かれるかと思いますが、栄養価の高い果物です。丸ごとのドリアンの重さは、1~5kgと個体差があります。可食部は、かたい皮と大きな種をのぞいた部分で、全体の重量の約15~30%が一般的です。
問題3 「ドリアン」100gのカロリーは?
□33kcal
□68kcal
□93kcal
□140kcal
「140kcal」です
「ドリアン」の食感は、身近な果物に例えると、熟したバナナをよりねっとりさせたような味わいです。栄養価が高く、100g当たり140kcalと、カロリーも少し高めです。選択肢の数値は上から、パパイア、マンゴー、バナナの数値(100g当たり)。これを見ればドリアンが他の果物に比べて高カロリーなのがわかるでしょう。カロリーが高いだけでなくビタミンB群やミネラル部分も豊富な、優秀な果物です。
問題4 問題3の解説で出た果物と比較して、「ドリアン」がいちばん少ない栄養素は、次のうちどれ?(100g中)
□たんぱく質
□カルシウム
□糖質
□食物繊維
「カルシウム」です
栄養価が豊富な「ドリアン」ですが、パパイア、マンゴー、バナナに含まれる上記の栄養素を比べると「カルシウム」が少なめです。ドリアン100g当たりに含まれるカルシウムは5mg。バナナは6mg、パパイアは20mg、マンゴーは15mgです(それぞれ100g当たり)。一方、たんぱく質含有量はダントツに多く、100g当たり2.3g。糖質もいちばん多く、100g当たり25.5g含まれています。食物繊維は100g当たり2.1g。ドリアンとパパイアが同じくらい豊富です。
問題5 皮をむいた「ドリアン」の果肉は、どのようになっていると思う?
□4~5つの房に分かれている
□小さい果肉が何十個も並んでいる
□大きい果肉が縦に2つある
□アボカドに似た大きな種が真ん中にひとつある
「4~5つの房に分かれている」です
問題2の解説にも記載したように、ドリアンの表面の皮には、とてもかたい突起があります。これは簡単に包丁で輪切りや筒切りにできるものではありません。じつは熟してくるとかたい殻に亀裂が入るため、その部分から包丁や手で割るようなイメージで皮をむきます。中は4~5個の部屋に分かれて果肉が入っており、果肉の中に種があります。果肉は薄く白い膜に覆われているので、膜は取り除いて、いただきます。香りの強い、濃いカスタードクリームのようなねっとりとした果肉です。