かぼちゃのおいしい季節になりました。たくさん食べたいけれど、カロリーはどのくらい? 糖質はどのくらい? 気になる人も多いのでは?! “ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回のテーマは「かぼちゃ」です。
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問題1 「かぼちゃ」を約何g食べると、200kcalになると思う?
□150g
□190g
□260g
□300g
「260g」です
「かぼちゃ」はこの時期に、おいしくなってくる秋野菜のひとつです。焼いたり、煮たり、揚げたりと、いろいろな料理で楽しめますが、食べ過ぎてしまうと少しカロリーが気になるところですね。かぼちゃのカロリーは100g当たり78kcal。よって約260g食べればだいたい200kcalになります。かぼちゃの大きさにもよりますが、スーパーなどで1/4カットとして売られているものの正味重量が200g~350gとなるため、これを目安に考えるとよいでしょう。
問題2 問題1の答えの分量のかぼちゃと、糖質量がほぼ同じ食材は次のうちどれ?
□白米ご飯120g
□ゆでうどん1玉(180g)
□食パン6枚切り1枚
□もち2個(100g)
「白米ご飯120g」です
かぼちゃはデンプン質が多いため、糖質の量も野菜の中では高めです。さて、問題1の答えは260gでした。かぼちゃ200kcal分、260gの糖質量は41.3gです。これに対して上記の食材の糖質量は、上から41.5g、35.1g、26.5g、50.8gですので、白米ご飯120gと、ほぼ同じ数値となります。とは言え、「おかずでかぼちゃ料理をたっぷり食べたいときには、主食を食べない」という選択はおすすめできません。糖質量のバランスをとるためには、食べる量や料理の内容、使用する調味料などで調整するとよいでしょう。
問題3 脂溶性ビタミンが多く含まれる「かぼちゃ」ですが、その中でひとつだけ、ほとんど含まれていないビタミンがあります。それは次のうちどれ?
□ビタミンA
□ビタミンD
□ビタミンE
□ビタミンK
「ビタミンD」です
緑黄色野菜の中でも「かぼちゃ」には、さまざまな栄養価が含まれていて、とても優秀な野菜です。上記4つのビタミンが、「脂溶性ビタミン」と呼ばれるものですが、なかでも、風邪の予防や免疫力をアップさせる効果が高いと言われる、カロテン(ビタミンA)やビタミンEは豊富に含まれています。一方、ビタミンDは含まれていません。ビタミンDは、カルシウムの吸収を促進し、骨の成長を助ける効果もあるので、かぼちゃ料理のときには、このビタミンDを含む魚介類やきのこ類を食卓に上げると、かぼちゃにない栄養を補うことができます。
問題4 かぼちゃ80g(約3切れ)で作った「天ぷら」のカロリーは?
□約100kcal
□約130kcal
□約190kcal
□約240kcal
「約240kcal」です
生のかぼちゃのカロリーは80g当たり62kcalです。これに衣をまぶして、揚げ油で揚げた場合、約240kcalとなります。かぼちゃは油を吸収する率が高いうえ、天ぷらの場合は衣がある分、素揚げなどに比べるとさらに油を吸収し、吸油率は約18%となります。したがって、生の状態に比べて4倍近くカロリーが高くなってしまうのです。カロリーが気になる人は、天ぷらを作る際には衣の量が多くなり過ぎないように意識するとよいでしょう。
問題5 「日本かぼちゃ」と「西洋かぼちゃ」を比較した内容として間違っているものは、次のうちどれ?
□「西洋かぼちゃ」のほうが、食物繊維が多い
□「西洋かぼちゃ」を「栗かぼちゃ」とも呼ぶ
□「日本かぼちゃ」は、甘みが少なく淡泊な味わいである
□「日本かぼちゃ」のほうが、よく出回っている
「『日本かぼちゃ』のほうが、よく出回っている」です
かぼちゃは大きく3種類に分けられます。店頭などにいちばん多く出回っている「西洋かぼちゃ」は、甘みが強く、ホクホクした食感の品種です。皮がデコボコとしていて、ねっとりした食感の「日本かぼちゃ」は、甘みが少なく淡泊な味わいが特徴です。3つ目がズッキーニやそうめんかぼちゃなどに代表される「ペポかぼちゃ」です。ハロウィンが近づくこれからの時期は、いろいろな種類のかぼちゃを見かけることが増えるのではないかと思います。楽しみながら食卓を彩ってみてはいかがでしょうか。