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抗酸化作用が高く、栄養が豊富! イベントシーズンにおすすめ「生搾りごま油」を使ったヘルシーおやつレシピ4つ
最近注目されているのが「ごま油」。とくに、ごまを煎らずに生のまま搾った油「生搾りごま油」がヘルシーで健康面でもうれしい栄養素が豊富なのだそう。
そこで今回は、元祖『太白(たいはく)胡麻油』(生搾りごま油)を製造販売する竹本油脂さんに、ヘルシーでおいしいスイーツレシピを教えてもらいました。
Contents 目次
「生搾りごま油」について。ごま油との違いは?
オリーブオイルの高騰を受けて注目を集めている「生搾りごま油」。
改めて、ごま油というと、香ばしい風味とコクのある味わいを活かし、主に中華料理や和食などに使う、茶色の食用油をイメージすることが多いかもしれません。これは、いわゆる「焙煎ごま油」で、焙煎したごまをしぼった油です。
「生搾りごま油」は、ごまをそのまましぼったフレッシュなオイルで、色は白ワインのように透き通った無色です。香りはありません。素材の持ち味を活かす万能オイルとして、和洋中はもちろん、お菓子やパン作りなど、ジャンルを問わず何にでも使うことができます。
前回の記事はこちら。
『お菓子やパン作りにも使えて万能! 「生搾りごま油」の健康効果とヘルシーでおいしいスイーツレシピ3つ』
お菓子やパン作りにおすすめ!
お菓子作りといえば、バターですが、「生搾りごま油」を使うとさっぱりクリーミーに、そして素材の味を活かすことができます。
また、パン作りには、バターやショートニングが定番ですが、サラダ油やオリーブオイルを使ったパンも浸透しています。「生搾りごま油」を使用するとやわらかくふわふわでもちもちな食感に仕上がります!
1.液体油脂
常温で液体のためバターに比べて準備が簡単。また、生地がしまりにくいのも特徴です。
2.酸化しにくい
ごま油は、油脂全体の中でも酸化しにくく、とくに高温加熱に強い油です。焼き上がりが油っぽくなりにくく、冷めてもふわふわ、しっとり感が持続します。ごま特有の「セサミン」の抗酸化作用にも注目!
3.ノンコレステロール
植物油脂はすべてノンコレステロール。レシピによっては油脂の総量を抑えることができるのでカロリーカットにもつながります。
4.乳化性がいい(※)
乳化性がよいのでほかの食材と混ざりやすい。とくにチョコレートとは相性抜群です。ケーキ生地もムラなく仕上がります。
※乳化性とは…通常では混じり合うことがない水と油が細かい粒子になって、分散した状態で混じり合うこと。
油脂の中でも、ごま油は乳化が良好で安定していると、料理人の間で定評がある。
おもてなしスイーツにいかが? おいしい、ヘルシーおやつ4つ
【フライパンでイチゴのロールケーキ】
卵焼き用のフライパンで簡単に作れる! イベントシーズンにおすすめ! 溶かしバターの代用に風味やクセがなく、加熱しても酸化しにくい生搾りごま油を使ったお手軽レシピ。
<材料 2本分/1本あたり 559kcal/調理時間35分(寝かせる時間除く)>
・いちご(小粒) 8個
・卵 2個
・砂糖 大さじ2
A 生クリーム 150ml
A 砂糖 10g
B 薄力粉 大さじ2
B ベーキングパウダー 小さじ1/4
B 生搾りごま油(太白胡麻油) 大さじ1
・粉糖 お好み
<作り方>
1.いちごはへたを取る。Aは合わせて8分立てにする。
2.卵は卵白と卵黄で分け、ボウルに卵白を入れハンドミキサーで泡立て、泡立ってきたら砂糖を3回に分けて加えながら、角がおじぎする位のメレンゲを作る。
3.別のボウルに卵黄とBを入れて混ぜる。2のボウルに加え均一になるまで混ぜる。
4.卵焼き用のフライパンを弱火にかけて、全面にしっかりと生搾りごま油(分量外)を塗る。
5.ぬれ布巾にフライパンの底を当てて温度を下げ、3を流し入れる。アルミホイルでフタをして、5分ほど焼き表面がほんのり乾いたら、裏返して3分焼く。
6.5をラップにのせ、粗熱が取れたらホイップクリームを塗る。
いちごを手前に縦一列に並べ、くるっと巻き、ラップをして10分ほど冷蔵庫で落ち着かせてから食べやすい大きさに切る。お好みで粉糖をふる。
■ポイント!
バナナで作ってもおいしいです。(芯となって巻きやすい)
生クリームの乳脂肪は40%以上のものを使うと硬く固まるため巻きやすく切りやすくなります。生地を焼いている際に、1分に1回くらいフライパンの底をぬれ布巾にあてて熱を均一化させることできれいに焼きあがります。
【しっとりシフォンケーキ】
生搾りごま油を使うとより、しっとりふわふわな食感に!
<材料 17cmのシフォン型(4〜6人分)/1個あたり 約216kcal/調理時間25分(焼き時間除く)>
A 砂糖 40g
A 薄⼒粉 85g
A ベーキングパウダー 2g
・砂糖 40g
B 卵⻩ 3個分
B ⽔ 80ml
B 生搾りごま油(太⽩胡麻油) 40ml
B バニラエッセンス 少々
・卵⽩ 4個分
・レモン汁 ⼩さじ1
<作り方>
1.Aは合わせてふるう。砂糖もふるう。
2.ボウルにBを⼊れて混ぜ合わせ、Aを加え、なめらかになるまで泡⽴て器で混ぜ合わせる。
3.別のボウルに卵⽩を⼊れて泡⽴て、レモン汁、ふるった砂糖を2〜3回に分けて加え、⾓が⽴つまで泡⽴てる。
4.2のボウルに3を2〜3回に分けて⼊れて混ぜ合わせ、⽔でぬらした型に⼊れる。
5.170度に予熱したオーブンで35分ほど焼く。
■ポイント!
卵⽩をしっかりと⾓⽴てするために、ボウルやミキサーに⽔分がついていないようにします。
【黒豆シリアルクッキー】
バター不使用! 黒豆がアクセントにお正月らしい、サクサク感が止まらないやみつきクッキー。玄米シリアルも入って食べ応えもアップ。
<材料 16〜20個数分/調理時間20分>
・小麦粉 200g
・ベーキングパウダー 小さじ1
・生搾りごま油(太白胡麻油) 100ml
・砂糖 80g
・卵 1個
A 玄米シリアル 30g
A 黒豆煮物(市販) 80g
A 牛乳 大さじ2
<作り方>
1.小麦粉とベーキングパウダーをあわせ、ふるいにかける。
2.ボウルに生搾りごま油を入れ、砂糖を3〜4回に分けて入れてよく混ぜます。溶き卵を加えてよく混ぜ、1とAを入れてさらに混ぜます。
3.2を冷蔵庫でしばらくねかしてひと口大につまみ、オーブンペーパーを敷いた天板にのせて170度のオーブンで10分間位焼きます。
■ポイント!
食感はバターと同じ。生搾りごま油のあっさりとした味が黒豆とベストマッチしたヘルシークッキーです。
【プレーンスコーン】
バター不使用! サクサク食感のスコーンは、子どもも大人も好きな味。フルーツを添えれば華やかに。トッピングのジャムはお好みの味を選んでみてください。
<材料 6cm丸形7個数分/1個 181kcal/調理時間30分>
A 薄力粉 200g
A 砂糖 25g
A ベーキングパウダー 7g
A 塩 ひとつまみ
B 卵 1個
B 牛乳 40g
B 生搾りごま油(太白胡麻油) 40g
クリームチーズ お好み
ジャム お好み
<作り方>
1.オーブンを190度に予熱する。
2.ボウルにAを入れ、混ぜ合わせる。別のボウルにBを入れ、泡立て器でよく混ぜる。
3.AにBを入れ、ヘラで切るように混ぜ合わせる。
4.粉っぽさが少し残った状態で、生地を切って重ねる。これを2回行う。
5.打ち粉(分量外の薄力粉)をして、生地を1.5cm程の厚みに伸ばし、型で抜く。
6.ハケで表面に牛乳(分量外)をぬり、190度のオーブンで15〜20分焼く。
■ポイント!
バターを使わず、液体の生搾りごま油を使うので生地作りが簡単にできます。粉と液体を合わせるときはこねないようにすることで、サクっとした食感に仕上がります。
年末年始などのイベントシーズンに、簡単でおいしい手作りお菓子をぜひ、作ってみてください!
監修・協力/竹本油脂 マルホン胡麻油 https://www.gomaabura.jp/recipe/special/okashi_recipe/
文/FYTTE編集部