明けましておめでとうございます! おもちを食べる機会の多いこの時期は、ついつい食べ過ぎてしまうことも…? “ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回のテーマは「おもち」です!
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問題1 1個50gの「もち」を何個食べたら約300kcalになると思う?
□約2個
□約3個
□約4個
□約5個
「約3個」です
いろいろな食べ方のある「もち」は、お正月に欠かせない食材です。お雑煮、焼きもち、お汁粉などありますが、「もち」のみのカロリーを知っておくと、食べる個数の目安になるのではないでしょうか。もち1個(50g)=112kcalです。2個(100g)=223kcal、3個(150g)=335kcal、4個(200g)=446kcal、5個(250g)=558kcalとなります。茶碗1杯分のご飯(白米150g)は234kcalですので、ご飯1杯分とだいたい同じくらいのカロリーをおもちでとるには約2個が目安となります。
問題2 「もち」2個(100g)を「揚げもち」にした場合のカロリーは、次のうちどれ?
□約260kcal
□約320kcal
□約380kcal
□約420kcal
答え「約260kcal」です
もちの吸油率は約5%です。もちを焼いたりゆでたりして食べれば、もちそのもののカロリーのみで済みますが、「揚げもち」にすると、もちの重量の約5%の油が吸収されるので、その分のカロリーが加わります。もち2個(100g)のカロリーは223kcal。そこに5%の油のカロリーが加わると267kcalとなります。揚げることで食感が変わり、お雑煮などに入れると汁分もよくしみ込みます。焼いたときとはまた違う味わいで、おいしくコクもプラスされます。カロリーを少し意識しながら楽しめるといいですね。
問題3 次のうち、いちばんカロリーが高いお雑煮はどれ?
□もち2個+鶏もも肉60g+小松菜50g
□もち2個+さけ80g+生しいたけ50g
□もち2個+豚ばら肉40g+水菜50g
□もち2個+ぶり80g+セリ50g
答え「もち2個+ぶり80g+セリ50g」です
お雑煮は、地域によって、さまざまな味つけや具材の組み合わせがある料理です。上記のカロリーは、上から約350kcal、約340kcal、約390kcal、約420kcalとなります。豚ばら肉は脂身の多い部位ですので、ほかの肉や魚より少なめでも数値が高めとなります。またぶりも脂があり肉類より高い数値となります。とはいえ、お雑煮は具材によっては、1杯で炭水化物を中心に、たんぱく質やビタミン、ミネラルを一度にとれる優秀な料理です。ぜひいろいろな具材を組み合わせてみてくださいね。
問題4 「もち」に含まれている主成分は、次のうちどれ?
□オリゴ糖
□アミロペクチン
□アスパラギン酸
□ナイアシン
答え「アミロペクチン」です
「もち」は米から作られているため、デンプンが主成分となります。うるち米のデンプンはアミロースとアミロペクチンですが、もち米はアミロペクチンだけで構成されており、消化がよいのが特徴です。もちを焼くと、このアミロペクチンが水分を含んでやわらかくなります。もちの中の水分は、加熱によって水よりも体積の大きな水蒸気になって、やわらかくなったアミロペクチンを押し広げます。アミロペクチンは粘り気のある性質をしているので、もちはぷくっとふくらむというわけです。
問題5 次の食材を「もち」と組み合わせた場合、「もち」に含まれていない栄養素を補える物は、どれだと思う?
□明太子
□ベーコン
□チーズ
□かぼちゃ
答え「かぼちゃ」です
問題4の解説にも記載したように、「もち」の主成分は炭水化物(デンプン)です。上記の食材には、どれも、もちに含まれていない栄養素が含まれていますが、特に「かぼちゃ」には、ビタミンAやビタミンE、ビタミンCなど、もちに含まれていない栄養素が多く含まれています。かぼちゃあんのもちや、かぼちゃの入ったお雑煮など、おもちとかぼちゃを組み合わせることで、風邪予防などの効果を期待できるビタミン類を一緒に摂取することができます。