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正月太りを解消したかったら、手始めに「旬の食材」を意識してみては? 身近な食材でできる腸活レシピもご紹介!
![正月太りを解消したかったら、手始めに「旬の食材」を意識してみては? 身近な食材でできる腸活レシピもご紹介! 腸活レシピ](https://fytte.jp/news/wp-content/uploads/2025/01/image001-6.jpg)
気になる便秘や、解消したいお正月太り。なんとかしたいと思っている人も多いのではないでしょうか。こうした何となく感じる不調やモヤモヤと深く関係しているのが腸内環境です。腸内環境をよくしたいと思えば、特定の栄養素を摂取して…と難しく考えがちですが、「まずは食生活に旬の食材をとり入れてみよう!」というのが今回の提案。冬の味覚をよく食べている人と食べていない人では、腸内フローラはどう違うの? 旬の食材を使った簡単腸活レシピは? 国内最大規模の腸内フローラ検査サービスを行うサイキンソーの知見をもとにお届けします!
Contents 目次
冬の味覚を食べている人の腸内には「やせ菌」が多い!?
季節の移り変わりが以前とは異なってきたとは言え、スーパーにはそのときそのときの旬の食材が店頭を彩ります。寒い季節には、白菜や小松菜、ほうれん草、大根、かぶなどが並びます。かぼちゃ、れんこん、いも類といった根菜もおいしい時期ですし、きのこ類は鍋料理などに欠かせませんね。
季節に応じた野菜、きのこ、魚を、それぞれ毎日1回以上の頻度で食べている人は、腸内環境がよい傾向にあります。腸内フローラ判定の点数がよく、多様性も高いのです。
![スコアの判定は、腸内フローラを構成する菌のバランスをもとに、A~Eの5段階で腸内環境を評価したもの。Aにいくほどよい判定。【出典】サイキンソー](https://fytte.jp/news/wp-content/uploads/2025/01/image005.png)
![【出典】サイキンソー](https://fytte.jp/news/wp-content/uploads/2025/01/image007.png)
冬の味覚をよく食べている人は、そうでない人に比べて「やせ菌」の割合が高く、「酪酸産生菌」の割合も高い傾向にあります。
![やせ菌=クリステンセネラ 【出典】株式会社サイキンソー](https://fytte.jp/news/wp-content/uploads/2025/01/image009-1.png)
![酪酸産生菌=フィーカリバクテリウム、アナエロスティペス、クロストリジウム 【出典】株式会社サイキンソー](https://fytte.jp/news/wp-content/uploads/2025/01/image011.png)
「酪酸産生菌」は、腸内で短鎖脂肪酸のひとつである酪酸を生み出してくれる腸内細菌です。短鎖脂肪酸は消化や吸収を促進する働きや排便を促す働きがあるため、ダイエットにも効果があるとされています。水溶性食物繊維を主なエサとして代謝します。
冬の味覚である小松菜などの緑黄色野菜や白菜などの淡色野菜、えのきなどのきのこ類には水溶性食物繊維が豊富に含まれています。日常的にこれらの食材を食べることで、酪酸産生菌のエサを体内にとり込むことにつながり、腸内で酪酸産生菌(短鎖脂肪酸)の割合が高くなっていると推測されます。
冬の味覚をよく食べることで、ダイエットにもよい影響を及ぼす短鎖脂肪酸が作り出され、体調が整うという好循環を生み出していきたいですね!
今日からでも作りたい! 身近な冬の味覚を使った腸活レシピ4選
食卓に旬の食材をとり入れようと思っても、ふだんあまり料理を作らない人が、スーパーで材料を調達して、日々の食事をすべて手作りでまかなうというのは、なかなかハードルが高いもの。そんな場合は、汁ものやサラダなどの副菜を作るところから始めると、スタートしやすいかもしれません。ここでは体が温まる汁ものレシピ2つと、サラダのレシピ、ヘルシーで満足感もしっかり味わえるグラタンのレシピをご紹介します!
豆乳は、あとから入れるのがポイント! 温活しながら腸活できる「豆乳キムチスープ」
【材料(2人分)】
豆乳……50ml
キムチ……50g
白ねぎ……50g
えのき……30g
水……350ml
白だし(10倍濃縮のもの)……大さじ2
素干しえび……大さじ1
青ねぎ……適量
【下準備】
・白ねぎはななめ薄切りにする。
・えのきは石づきを落とし、長さを半分に切る。
・青ねぎは小口切りにする。
【作り方】
1、鍋に水、白だしを入れ沸騰したら白ねぎ、えのきを加えて弱火で5分加熱する。
2、1にキムチと豆乳を加え沸騰直前まで温めたら、おわんに盛りつける。
3、素干しえびと青ねぎをのせて完成。
※お好みで春雨や春菊をプラスしてもおいしいです。
さっぱりした副菜で箸休めになる「かぶとこんぶの塩こうじ漬け」
【材料(2~3人分)】
かぶ……2個
にんじん……30g
かぶの葉……10g
刻みこんぶ……5g
酢……大さじ1.5
塩こうじ……大さじ1.5
オリゴ糖……大さじ1.5
【下準備】
・かぶは皮をむき、5mm幅のイチョウ切りにする。
・にんじんは皮をむき、せん切りにする。
・かぶの葉は3cm幅のざく切りにする。
・刻みこんぶは水で戻し、水洗いしておく。
【作り方】
1、チャックつきのポリ袋にすべての材料を入れてもみ込む。
2、冷蔵庫で1時間以上冷やす。
3、器に盛りつけて完成。
季節に合わせてアレンジ可能。1杯で大満足の「腸活みそ汁」
【材料(2人分)】
まいたけ……50g
さつまいも……40g
こんにゃく……40g
れんこん……30g
にんじん……30g
油あげ……1/2枚
青ねぎ……適量
しょうが……適量
水……400ml
みそ……30g
ごま油……小さじ1
顆粒和風だし……小さじ1/2
【下準備】
・まいたけは根もとを切り落とし、食べやすい大きさにほぐしておく。
・さつまいもは7~8mm幅の半月切りまたはイチョウ切りにする。
・こんにゃくはスプーンまたは手でひと口大にちぎって、アク抜きをしておく。
※アク抜きは、塩もみをして5分くらい置き水洗いをして水気を切る方法や、塩もみをしたこんにゃくを沸騰した湯に入れ、中火で2~3分ゆでて水を切る方法などがあります。
・れんこんとにんじんは、5mm幅の半月切りまたはイチョウ切りにする。
・油あげは油抜きをして、1cm幅の短冊切りにする。
・青ねぎは小口切り、しょうがはせん切りにする。
【作り方】
1、鍋にごま油を熱し、さつまいも、れんこん、にんじんを加え中火で3分炒める。
2、水、顆粒和風だしを加え、中火にかけて煮立ったら、アクをとり除き中火で10分煮込む。
3、まいたけ、油あげ、こんにゃくを入れてひと煮立ちさせる。
4、火を止めてみそを溶かし入れる。
5、器に盛り、しょうが、青ねぎを加えたら完成。
お豆腐+豆乳で、クリーミ―&ヘルシー!「かぼちゃとほうれん草の豆腐グラタン」
【材料】
かぼちゃ……1/6個
もめん豆腐……130g
ほうれん草……40g
ピザ用チーズ……20g
パン粉……大さじ2
乾燥パセリ……適量
〈A〉
無調整豆乳……100ml
みそ……小さじ2
コンソメ……小さじ1
塩……少々
【下準備】
・もめん豆腐は水切りをしておく。
・ほうれん草は塩ゆでして水にさらしておく。水気を切り、3~4cm幅に切っておく。
・かぼちゃは種を取り除き、5mm幅に切り、電子レンジでやわらかくなるまで加熱しておく(600wで3分が目安)。
・オーブンは250℃に予熱しておく。
【作り方】
1、もめん豆腐と〈A〉をミキサーに入れて、なめらかになるまで攪拌する。
2、耐熱容器にほうれん草とかぼちゃを広げ、1を上からかける。
3、2の上にピザ用チーズとパン粉を乗せて、250℃で予熱したオーブンで焼き色がつくまで加熱する(10分が目安)。
4、乾燥パセリをふりかけたら完成。
いかがでしたか。サイキンソーの調査によると、冬の味覚をよく食べている人は、生活習慣の傾向として、1日3回の食事をきちんと食べていることや、外食の頻度が低いというデータの結果も出ているそうです。それは毎日、自分がどんな材料で作った食べものを体にとり入れているのかをしっかり意識した食生活を送っていると言い換えることもできそうですね。日頃の習慣をいきなり大きく変えるのは難しいものですが、まずはお店で旬の食べものをチェックして、1品でも2品でも、季節の野菜やきのこ、魚をとり入れる生活を心がけてみるのはいかがでしょうか。
協力・監修/株式会社サイキンソー
文・FYTTE編集部