先月、「アーモンドミルクの日(5月30日)」に向けて、アーモンドミルク研究会より「アーモンドミルク」を活用した、春夏の3大お悩みケアの発表会が開催されました。当日はレシピを監修した、管理栄養士の柴田真希先生が登場! 会場は、渋谷PARCO4階のタイ料理屋さん『CHOMPOO』で行われ、アーモンドミルクの栄養価や特長、レシピの紹介がありました。
FYTTEも参加してきたのでレポートをお届けします!
Contents 目次
アーモンドミルクの国内市場
まずはじめに、アーモンドミルク研究会より、アーモンドミルク市場の最新動向についてのお話がありました。
「国内のアーモンドミルク市場は、2013年の日本導入以来、飛躍的に拡大を続けています。2025年には販売額が約325億円、販売量が約7.0万klに達し、金額・数量ともに過去最高を記録しました。これは一時的なブームではなく、健康・美容意識の高まりを背景とした継続的な需要の拡大を示しています」
アーモンドミルクが人気の理由

続いて、なぜこれほどまでにアーモンドミルクが支持されているのか、その理由を管理栄養士の柴田真希先生が解説してくださいました。
「アーモンドミルクの基本材料はアーモンドと水だけの植物性飲料です。いくつかのすぐれた機能性を持っています。ほかの飲料と比較して、圧倒的に低カロリー(200mlあたり約39kcal)、低糖質で、コレステロールもゼロです。
『若返りのビタミン』とも呼ばれるビタミンEが非常に豊富で、コップ1杯で1日の摂取目安量を補えるほどです。また、食物繊維はレタスの約9.2倍、オレイン酸は大豆の約7.6倍含まれています。
液状による高い吸収率も魅力です。アーモンドは硬い細胞壁に覆われていますが、細かく砕いて液状にすることで、中の栄養素の吸収率が粒のまま食べるより2倍以上高まります」(柴田先生)
水とアーモンドだけで作られている、原材料のシンプルさと栄養価が高いことが年々注目を集めているようですね。そのまま食べるより吸収率がよく、おいしいので続けやすいことも魅力だと感じます。
次のコーナーでは、アーモンドミルクを活用した春夏におすすめのメニューが紹介されました。
春夏の3大お悩みケア。アーモンドミルクがおすすめ!

春夏は紫外線対策、肌トラブル、ダイエット、季節バテなど体調管理が難しい季節です。柴田先生は、こうした悩みに寄り添う、ドリンクとカレースープのレシピを6品紹介してくださいました。
今回は、試食でも好評だったドリンクメニュー3品をご紹介していきます。
アーモンドミルク研究会メンバーの名古屋大学名誉教授、人間総合科学大学客員教授 大澤俊彦先生、そのだ内科 糖尿病・甲状腺クリニック 副院長 工藤孝文先生、皮ふ科医、ウォブクリニック中目黒総院長 髙瀬聡子先生のコメントも合わせてご紹介します!
【スキンケア(紫外線対策・肌)】
いちごとジンジャーのアーモンドミルク

⚫︎しょうがのスパイシーさと、いちごのつぶつぶ感がおいしい一杯でした!
■材料(2人分)
いちご(冷凍):100g
(A)はちみつ:大さじ1~2
(A)しょうが(すりおろし):小さじ1~2
アーモンドミルク:300~400ml
ミント(飾り):適量
■作り方
下準備:いちごを冷凍庫から出して自然解凍するか、電子レンジで30秒~1分ほど加熱する。
(1)いちごをハンディミキサーなどでなめらかになるまで攪拌する。
(2)耐熱ボウルに(1)と(A)を入れ、ラップをかけずに600wの電子レンジで1分30秒加熱する。
(3)グラスに(2)を注ぎ、氷を入れ、アーモンドミルクを注ぎ、ミントを飾る。
「アーモンドミルクに含まれるビタミンEは、紫外線などによるダメージから体を守る抗酸化作用が期待されます。さらに、いちごのビタミンCやアントシアニンなどのポリフェノールを組み合わせることで、肌のコンディション維持を多角的にサポート。しょうがに含まれるショウガオールは体の深部から体温を上げて血流を促すため、肌のすみずみまで栄養が届きやすくなります。ビタミンEとの相乗効果も期待でき、紫外線が気になる季節のインナーケアにおすすめの一杯です」(柴田先生)
「紫外線を浴びると、肌の中では活性酸素が発生し、シミやシワ、たるみといった肌トラブルの原因になります。こうした紫外線ダメージから肌を守るためには、抗酸化作用を持つ栄養素を意識的にとることが重要です。アーモンドに豊富に含まれるビタミンEは抗酸化作用があるため、活性酸素の悪影響から肌を守ってくれます。また、ビタミンEには血行を促進し、肌のすみずみに栄養素をゆきわたらせる効果があるため、肌のターンオーバーを促す働きもあります。
さらに、いちごには、美白効果の高いビタミンCが含まれますが、ビタミンEとCを一緒にとることで、ビタミンCを還元する作用も加わります。抗酸化力もあり、血行促進効果のあるビタミンEと美白効果のビタミンCの組合せは最強のスキンケアと言えるでしょう」(皮ふ科医、ウォブクリニック中目黒総院長 髙瀬聡子先生)
【ボディケア(体作り・ダイエット)】
バナナとシナモンのアーモンドミルクラテ

⚫︎コーヒーを使っているのですが、かき混ぜるとチョコレートのような味わいで飲みやすい。バナナとの相性もよく、コクがあってとてもおいしいです。
■材料(2人分)
バナナ:1本(100g)
(A)インスタントコーヒー:大さじ2
(A)お湯:大さじ2
ミント(飾り):適量
アーモンドミルク:300~400ml
(A)きび砂糖:大さじ1~2
(A)シナモン:適量(7~8振り)
■作り方
(1)バナナはななめに4切れ薄切りにし、残りを大きめのボウルに入れてラップなどを使って手で潰す。
(2)(1)のボウルに混ぜ合わせた(A)を入れて、ハンドミキサーで白くもったりとしたツノが立つまで5~10分泡立てる。
(3)グラスにアーモンドミルクを注ぎ、(2)をのせる。(1)の薄切りにしたバナナを2切れずつグラスに刺し、ミントを飾る。
「バナナに含まれるカリウムやビタミンB6、食物繊維は、日々のコンディション作りやエネルギー補給に役立ちます。食欲がないときのエネルギー補給や間食にも最適です。さらに、アーモンドミルクは低カロリーながら、やさしいコクで満足感のある味わいに仕上がります。シナモンの香りがアクセントになり、ヘルシーな一杯です」(柴田先生)
「春夏は気温の上昇に伴い衣服が薄くなり、体型がこれまで以上に気になる季節です。その一方で、忙しさや環境の変化から、継続的なボディケアが後回しになりがちでもあります。アーモンドミルクは、水とアーモンドから作られる植物性飲料で低カロリーであるのも特長です。また、原料であるアーモンドには、抗酸化作用のあるビタミンEに加え、生活習慣病の予防にも注目されているオレイン酸が豊富に含まれています。オレイン酸はLDL(悪玉)コレステロール値や血糖値対策に役立ち、血管の健康を保つ働きがあるなど、食生活のバランスを崩しがちな時期においても心強い栄養素です。
さらに、バナナに含まれるカリウムが体のめぐりを促し、むくみを抑制する効果に加え、食物繊維が豊富なため腹持ちがよいこともうれしいポイントです。体型が気になったり、暑さで食欲が出ない時などにはじめやすい、低カロリーで満足感のある組み合せです」(そのだ内科糖尿病・甲状腺クリニック副院長 工藤孝文先生)
【エナジーケア(抗疲労・回復)】
パイナップルとローズマリーのアーモンドミルク

⚫︎パインがさわやかで、暑い日に飲みたくなる一杯でした。
■材料(2人分)
パイナップル:100g
てんさい糖:大さじ1~2
ローズマリー:3本
アーモンドミルク:300~400ml
■作り方
(1)パイナップルをハンディミキサーなどでなめらかになるまで攪拌する。
(2)耐熱ボウルに(1)とてんさい糖、ローズマリー(1本)を軽くちぎって入れ、ラップをかけずに600wの電子レンジで1分30秒加熱する。
(3)グラスに(2)を注ぎ、氷を入れ、アーモンドミルクを注ぐ。ローズマリーを1本ずつさす。
「パイナップルに含まれるブロメラインは消化をサポートし、食後の負担軽減に役立つとされています。また、グルコシルセラミドはうるおいを守り、肌コンディションの維持にも◎。さらに、アーモンドミルクに豊富なビタミンEが加わることで、抗酸化作用により紫外線や乾燥などの外的ダメージから体を守るサポートも期待できます。ローズマリーの抗酸化や血行促進作用と合わせて、疲労回復と美容の両方にうれしい一杯です」(柴田先生)
「季節の変わり目や暑さが厳しくなることで、近年夏バテのように、疲労によるコンディション不良に悩みがちです。紫外線やストレスなどが原因で活性酸素が発生し、細胞が酸化されることで疲労の蓄積につながると考えられています。活性酸素によって傷つけられた細胞を修復するのが、アーモンドに豊富に含まれるビタミンEやポリフェノールといった抗酸化成分です。酸化ストレスから体を守り、免疫力の向上や血行促進など、若々しさを保つためのさまざまな働きが期待されています。
さらに、パイナップルに含まれるグルコシルセラミドは肌を守る効果も期待されています。また、ローズマリーには、アーモンド同様に抗酸化成分のポリフェノールなどが含まれるため、抗酸化作用、抗炎症作用、抗アレルギー作用、消化機能改善作用や血行促進作用の相乗効果が期待できます。日中の疲れやだるさを感じた際にもとり入れやすい、気分転換にもおすすめの組み合わせです」(名古屋大学名誉教授、人間総合科学大学客員教授 大澤俊彦先生)
試食でいただいたドリンクは、味がおいしいのはもちろんですが、アーモンドミルクとフルーツソースの2層の色合いがキレイで、見た目も楽しめました。
『CHOMPOO』とのコラボメニュー!

最後に、5月1日(金)から、会場となったタイ料理店『CHOMPOO』にて、アーモンドミルク研究会とのコラボメニュー全6品がスタートします。シェフの森枝さんより、料理にアーモンドミルクを活用するメリットの解説がありました。
「ひとつ目は軽やかさ。ココナッツミルクよりも軽やかで、ハーブや酸味、辛味を立たせることができます。2つ目は香ばしさ。ナッツ特有のロースト香が、スパイス(クミン、シナモンなど)と非常に相性がよいです。3つ目はヘルシー。低カロリー・低糖質であり、乳製品不使用のためビーガン対応も可能です」

今回の発表会では、コラボメニューのひとつである「アーモンドミルクのグリーンカレー」を試食しました。ココナッツミルクの代わりにアーモンドミルクを使用することで、ハーブの香りと青唐辛子のキレが際立ち、余韻が驚くほどクリアで軽やかな味わいに仕上がっていました。ほかにもにもカオヤムやカオソーイ、ババロアなど、アーモンドミルクの個性を活かしたメニューがそろっています。ぜひ『CHOMPOO』で、その新しいおいしさを体験してみてください。
アーモンドミルクは、その高い栄養価と吸収のよさから、春夏の美容と健康維持に非常に心強い味方となります。そのまま飲むだけでなく、料理やドリンクの材料として日常にとり入れることで、紫外線や疲労に負けない体作りを目指してみてはいかがでしょうか。
取材・文/FYTTE編集部



