ダイエットに力が入る時期。でも、やる気をもって始めたけれど、なかなか続かない、思うようにいかない、とすでにあきらめ&ザセツモードの人はいませんか? いつもそんな形になってしまう人の考え方のクセとして、自分を信頼していない、ということが言えるようです。いったいどういうことでしょう? 心理カウンセラーであり痩身専門家の清崎汐里さんに教えていただきました。
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大切なのは自己効力感。自分自身を信頼しましょう
何かを始めて途中で投げ出してしまったり、目標まで達成できなかったという経験はありませんか? そんな経験をすると「自分にはやり遂げる力がないんじゃないか」「自分は何をやっても続かないんだ」と自信が低下する原因になり、その結果、何ごとも続かなくなってしまいます。
そんな時でも自信を失わないために、今回は “自己効力感”を身につける方法をご紹介します。自己肯定感は聞いたことがあるかもしれませんが、自己効力感はあまりなじみのない言葉ですよね。簡単に説明すると、自己効力感は自分に対する信頼感のことです。つまり「自分ならきっとできる!」と信じられることで、自分の行動に自信があるということです。
もともと自己効力感を提唱したのは、アメリカの心理学者アルバート・バンデューラ氏。彼はモデリングというものについて最初に提唱した人です。モデリングとは他人の真似をしたり、他人の成長を見るだけで、見ている側の成長にもつながるという理論です。
つまり「あの人ができるのなら、自分だってできる!」と思うことで成長し、自己効力感も上がることにつながるのです。
さらに自己効力感があると、失敗しても根拠なく自信が維持できます。その結果、確実に目標に向かって進み続けることができると言えます。なので、自己効力感が高いとモチベーションが上がりやすく、達成率も高くなっていきます。
そんな自己効力感ですが、実は「現実よりも自分の思い込みのほうが優先されてしまう」という特徴があります。つまり事実よりも、理想に左右されるものなので、自己分析し過ぎたり、謙遜したりすることで逆に自己効力感は下がってしまうということになります。
さて、この自己効力感を身につける方法についてもっと詳しく説明しましょう。自己効力感の形成に影響を与える要素は4つあります。
では、どんな要素で自己効力感をもてるのか、考えてみましょう!