えのきたけは、食物繊維が豊富で、よぶんな脂肪を吸着して体外に排出してくれるキノコキトサンも含まれている優秀なダイエット食材。そのダイエット成分をさらにパワーアップしてくれるのが、「えのき氷」です。そこで今回は、「えのき氷」のつくり方と、「えのき氷」を活用したレシピをご紹介します。
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えのきたけは優秀なダイエット食材
東京農業大学地域環境科学部教授の江口文陽先生によると、
「キノコキトサンなどの成分は、固い細胞壁のなかに入っています。『えのき氷』は、えのきをこまかく切って粉砕してつくるので、細胞壁がこわれ、成分が吸収されやすくなるのです。その後、加熱、冷凍しますが、この過程でもキノコキトサンが増えます。また、『固形のだし』のようなキューブ状にすることで、料理に使いやすくなります。えのきたけの成分を、体内にとり入れやすくし、さらに使い勝手もよくなったのが『えのき氷』です。『えのき氷』を食事にとり入れることで、よぶんな脂肪が体外に排出されやすくなるので、ボディラインはスッキリ。食物繊維も効果を発揮しやすくなるため、便秘の解消も期待できます」
とのこと。
粉砕し、凍らせることでうまみが凝縮される「えのき氷」は、だしの代わりにもなり、料理にプラスすればいつもより薄味にしてもおいしく食べられるそう。さっそくつくって、いつもの食事にとり入れてみましょう!
■えのき氷のつくり方■
(1)えのきたけ300g(2袋)を用意します。えのきの石づきを切り落としたら、全体を4等分くらいにこまかくザク切りにします。
(2)ミキサーと水400mlを用意します。ミキサーに、(1)のえのきと、水をすべて入れ、カクハンします。ペースト状になればOKです。
(3)鍋に(2)を移し入れ、強火にかけます。沸騰したら弱火にし、ときどき混ぜながら、30分~1時間煮ます。※ふきこぼれに注意しましょう。
(4)鍋を火からおろし、鍋の中身をボールに移します。別のボールに氷水をはり、ボールをつけて煮たえのきの粗熱をとります。
(5)製氷皿を用意します。粗熱がとれた(4)を、製氷皿に流し込み、冷凍庫へ。凍れば、えのき氷のできあがり!
●容器に入れて、持ち歩ける!
えのき氷は、密閉容器に入れて携帯することも可能。朝、容器に1片入れておけば、ランチ時には自然解凍されているので、「家の外」でも手軽にとり入れることができます。
続いては、「えのき氷」を使ったレシピをご紹介!