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野菜150gをいつでも手軽に食べれる“即ベジパック”のつくり方
厚生労働省では、肥満予防のために、野菜を1日に350gとることを推奨しています。
1食で350gだと多く感じますが、3食で100gちょっとずつと考えると意外と簡単にとれそうだと思いませんか?
「生の野菜だと、かさが多くなり一度に食べられる量にも限度があります。量をかせぐには、温野菜や炒めものにするなど加熱し、かさを減らして食べましょう」と大越先生。
そこで教えてもらったのが、電子レンジで簡単に調理できる“即ベジパック”のつくり方。
即ベジパックとは、緑黄色&淡色野菜を切って混ぜ、150gずつ小分けしたパック。常備しておけば食べたいときに電子レンジで加熱し、ポン酢をかけてそのまま食べられてとっても便利。
ブロッコリー&キャベツパック(1人分)
■材料■
ブロッコリー:80g
キャベツ:70g
■つくり方■
(1)ブロッコリーとキャベツを水洗いして水けをしっかりきる。
(2)ブロッコリーを小房に分け、キャベツはひと口大にちぎる。冷凍用保存袋に入れ、袋の空気を抜いて封をして冷凍する。
にんじん&大根パック(1人分)
■材料■
にんじん:50g
大根:100g
■つくり方■
(1)にんじんと大根を水洗いして水けをしっかりきる。
(2)野菜の皮をむき、2~3mm幅の棒状に切る。冷凍用保存袋に入れ、袋の空気を抜いて封をして冷凍する。
つくり方もとっても簡単ですね。1日に1~2パックを目安にとり入れてみましょう!
時間のある時にはベジ冷凍パックを使った料理に使用しても◎。これから紹介する2つの活用レシピをぜひ参考にしてみて下さい。
たまご入り満腹コンソメスープ ※写真上
■材料(2人分)■
オリーブ油:大さじ1
ブロッコリー&キャベツパック:2袋
コンソメスープの素:小さじ1と1/3
塩、こしょう:各少々
溶き卵:2個分
粉チーズ:少々
■つくり方■
(1)鍋にオリーブ油を熱し、ブロッコリーとキャベツを入れて炒める。
(2)野菜がしんなりしてきたら、水2と1/2カップとコンソメを加え、沸騰したら中火にして3~4分煮る。
(3)塩、こしょうで味を調え、仕上げに溶き卵をまわし入れて、すぐに火を止める。器に盛りつけ、粉チーズをかける。
さっぱり炒めナムル ※写真下
■材料(2人前)■
ごま油:大さじ1
にんにく:1片
赤唐辛子:2/3本
にんじん&大根パック:2袋
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・だし汁:1/2カップ
・酒:大さじ1と1/3
・みりん:小さじ2
・しょうゆ:大さじ1と1/3
白ごま:小さじ1
■つくり方■
(1)フライパンにごま油、みじん切りしたにんにく、小口切りにした赤唐辛子を入れて弱火にかける。香りがしてきたら中火にし、にんじんと大根を加えて炒める。
(2)野菜が少ししんなりしてきたら、Aを加えて全体を混ぜ合わせる。汁けがなくなってきたら、仕上げに白ごまを加え、器に盛りつける。
みなさんも、大越先生おすすめの“即ベジパック”を活用して、普段の食事に野菜を手軽にプラスしてみてはいかがでしょう?
撮影/原幹和(料理)、江藤はんな(食材) 料理作成・栄養価計算・メニュー作成/大越郷子 文/FYTTE編集部