食物繊維や大豆イソフラボン、大豆たんぱくなど、栄養がぎゅっと詰まったおから。今回はそれをより使いやすくしたおからパウダーに注目! 水分を吸収すると3~5倍に膨れるので、手軽に満腹感を得られて、ダイエットに最適な食材です。そんなおからパウダーについて、『いつもの料理にかけるだけ おからパウダーダイエット』の著者・岸村康代さんに伺いました。
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おからは日本の優秀なスーパーフード
腸内環境を整えてくれる食物繊維や、女性ホルモンと似たような作用をしてくれる大豆イソフラボン、中性脂肪や内臓脂肪を減らしてくれる注目の成分「β-コングリシニン」など、美容にも健康にもうれしい栄養素がたっぷり含まれているおから。
「原料の大豆は、肉に匹敵するほど豊富なたんぱく質を含み、野菜の食物繊維や抗酸化成分も豊富で、まさに肉と野菜のいいとこ取りをしたような食材。しいて言えば、おからにはビタミンAとCがない以外、そのほかほとんどの栄養がぎゅっと詰まっており、とても優秀な食材です。そのため、忙しくて肉と野菜をバランスよく食べられないときや、ごはんの量が少なく空腹感を感じるときなどにおからを活用すれば、手軽に栄養をプラスすることができます」(岸村さん)
「生のおから」と「おからパウダー」の違いとは?
「そもそもおからは、豆腐や豆乳をつくる際に出る大豆の搾りかすのことです。栄養満点で、毎日でもとりたい食材ですが、生おからは翌日には劣化してしまうほど日持ちがしません。それを熱風乾燥や温風乾燥させたのがおからパウダーです。ですから、おからパウダーに3~5倍の水分を加えると、生おから状になります。
おからパウダーは、常温保存ができ、賞味期間も数か月と日持ちがして、扱いやすいのが特徴。しかも食材にかけたり、まぜたりと手軽にちょい足しできるのも大きな魅力です」(岸村さん)
おからパウダーダイエットの魅力とは?
ダイエッターにおすすめのおからパウダーダイエット。
「おからパウダーは何にでもサッとちょい足しすることができ、日頃不足しがちな食物繊維や大豆たんぱくなどを手軽に補うことができるうえ、小麦粉やパン粉の代わりに使えば、栄養をプラスしながらも簡単に糖質を抑えることができます。
また、私のような食いしん坊にとって、腹持ちがよくて、お腹にたまりやすいおからパウダーはすごくありがたい食材です(笑)。大さじ1杯程度ではそんなに効果を感じませんが、大さじ2杯以上、おからパウダーをとったあとにお水を少し多めに飲むと、すごく満腹感が得られて、お腹の中で膨れているのがわかります」(岸村さん)
続いては、おからパウダーのおすすめの食べ方をご紹介します!