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効果的なおからパウダーのとり方は?
「食前におからパウダーをちょい足しした料理を食べたあとは、コップ1杯分の水分をとるように心がけましょう。
おからパウダーとヨーグルトは相性がよく、一緒に食べることで、ヨーグルトに含まれる乳酸菌とおからに含まれる食物繊維の相乗効果により、腸内環境を善玉菌が増えやすい環境へと整えてくれます。また、食前に食べることで満腹感が得られるため、食事量を抑えることができるほか、食後の血糖値の上昇がゆるやかになり、ダイエットにも効果的です。
料理にちょい足しする場合は、大さじ1~2杯を、ごはんにふりかけ感覚でかけたり、いつものおかずにちょい足ししてかさ増ししたり、ソースやドレッシングに混ぜたりと、アイデア次第でアレンジの幅が広がります。何にでもちょい足しできるので、飽きずに続けられるはず」(岸村さん)
おからパウダーを愛用している人が実感した変化とは?
著書の『いつもの料理にかけるだけ おからパウダーダイエット』の中でも紹介されているおからパウダーのモニターの体験談。1か月間、ふだんの食事に毎食大さじ1~2杯のおからパウダーをちょい足ししただけで、1か月で-6.8㎏を達成した人や、なんと、3か月で13㎏やせを実現した人も出る結果に!
「女性は男性に比べ、体重の変化は少なかったものの、便秘だった人の排便日数が増えて、ウエストが最大8cm減った方もいました。便通が改善したほか、イソフラボンの影響か、更年期で半年止まっていた生理が復活したという方や、月経前症候群(PMS)が改善されたという方もいて、おからに含まれる大豆イソフラボンのパワーを感じました。
ただし、腸内環境が悪かったり、今まで食物繊維を積極的にとっていなかった方の中には、いきなりおからパウダーを毎食大さじ2杯とるとお腹が張る、という声もありました。そういう場合は、ヨーグルトなどの発酵食品と合わせたり、水溶性の食物繊維がとれる果物も一緒に食べることで、お腹の張りが改善されやすくなります。はじめはおからパウダーの量を少なめにして、体質に合わせながら量を調整するのがおすすめです」(岸村さん)
みなさんも、日々の食事におからパウダーをとり入れてみてはいかがでしょう?
取材・文/奥沢ナツ