これまで1万人以上を美ボディに導いてきた、“ダイエット王子”こと小山圭介さんが、ダイエットのお悩みや疑問に答えます! ダイエット中でも、友だちとの飲み会や外食を楽しみたい! 今回のテーマは、そんな人のための太りにくいメニューの選び方、食べ方のポイントです。
Contents 目次
今回のお悩み
ダイエットをしているのですが、仕事や友人とのつき合いもあり、飲み会の誘いを断れません。周りのペースに合わせてカロリーが高そうなおつまみを食べ過ぎたり、お酒を飲みすぎたりして後悔することも…。
飲み会で太らないためには、どんなことに気をつければいいのでしょうか?
最初のメニュー選びがポイント!
こんにちは。ダイエットトレーナーの小山圭介です。
お友だちとの飲み会で、「揚げものはダメ」「炭水化物は避ける」「ビールは飲まない」など、NGメニューを決めて制限してしまうと、楽しめないですよね。
最初に食べるおつまみに気をつけて、あとは適度に好きなものを食べましょう。
飲み会では、はじめにそれぞれが食べたいメニューを選びますよね。
このとき、ヘルシーなおつまみを率先して選び、それを最初に食べるようにします。
ポイントは、「食物繊維」や「酵素」が含まれていること。
例えば、次のような生野菜、海藻、きのこ類、刺身、発酵食品が使われた料理です。
- 生野菜、海藻のサラダ
- 野菜スティック
- 冷やしトマト
- 生春巻き
- 魚介の刺身、カルパッチョ
- カプレーゼ
- たこときゅうりの酢の物
- きのこのソテー
- 漬物(浅漬け、キムチなど)
野菜、海藻、きのこ類には食物繊維が豊富で、これらが含まれる料理を最初に食べることで血糖値がゆるやかに上がり、脂肪がつきにくくなります。
また、生野菜、生の魚介、発酵食品からは酵素がとれ、食べたものの消化や代謝を助けてくれます。
そして、早食いをせずに、よくかんで食べることも大切です。消化がよくなって、満足感もアップします。
さらに、化学調味料無添加、オーガニック野菜を使っているなど、「量」よりも食材の「質」を見て、じっくり味わうのもいいですね。
「お酒」は飲み過ぎに気をつけて適度に楽しむ
お酒を飲む場合、太らないためにはどんな種類を選んでいいのか気になるのではないでしょうか。
お酒は、おもに次の「蒸留酒」と「醸造酒」に分けられ、「蒸留酒」のほうが糖質の量が少なくて太りにくいといわれています。
- 蒸留酒(焼酎、ウイスキー、ブランデー、ウォッカ、ジン、ラムなど)
- 醸造酒(ビール、日本酒、ワイン、紹興酒など)
とはいえ、醸造酒のビールやワインなどが好きな人もいますよね。お酒は飲み過ぎないように適度に楽しみ、前述したヘルシーなおつまみを食べることを意識しましょう。
蒸留酒でも、果物のジュースや甘い炭酸などを使った、糖分の多いカクテルを飲み過ぎれば太るもとになります。
水割り、お茶割り、無糖のソーダ割り、生レモンや生グレープフルーツなど生の果実を使ったサワーを選んでもいいですね。
また、お酒と水を一緒に頼み、交互に飲むことでアルコールのとり過ぎが抑えられ、体への負担を減らせます。
ダイエット中でも、飲み会で食事を厳しく制限しなくて大丈夫です。お友だちと楽しく食事をすることは、息抜きにもなるのではないしょうか。
今回お伝えしたことを参考に、まずは最初のメニュー選びから意識してみてください。
取材・文/掛川ゆり