「体内時計の乱れ＝ストレス」に…宇宙飛行士式ダイエットでリズムを正常に戻す！

体内にはホルモンの分泌を司る体内時計というものがあり、１日24時間のリズムと合わせるようにできています。このリズムが狂うと体はストレスを感じ、食欲増進モードに。結果、食べたいのをガマンすることがストレスとなり、さらに食欲が増えて…という負のスパイラルに陥りがち。

睡眠時間をきちんと確保して、狂った時間で動いてしまっている内臓をちゃんと休ませ、乱れた体内時計をリセット、やせやすい体にしていくというのが宇宙飛行士式ダイエット。

まずは、そのやり方の５つのルールを見ていきましょう。

＜ルール１＞夜８時からスタートして60時間後の朝７時に起きる

理想的な実施期間は、60時間。最終日の朝、起きて朝日を浴びる時間にゴールを定め、そこからさかのぼって60時間は、体を休めること。時間がない人でも、最低48時間は行って。３か月に一度くらいやると効果的です。

＜ルール２＞内臓に負担を掛けないように固形物を口にしない

内臓を含めて体を休めることが目的なので、スタートの日の夜、早めに夕食をとったあとは、最終日の朝になるまで固形物は避けて。完全な断食とは違い、ヨーグルトやスポーツドリンクなどである程度のカロリーは摂取可。

＜ルール３＞水分をとって発汗！ただし入浴は短めで

しっかり水分をとりながら、はいりたいときにお風呂で発汗してデトックス。長風呂は体力を消耗してストレスになるので、１５分程度の短めコースで。
入浴前に温かいお茶や白湯を飲むと、内臓が温まって発汗しやすくなります。

＜ルール４＞基本的にゴロゴロするか寝て、リラックスして過ごす

重力に逆らうことも実は体のストレスになるので、基本はゴロゴロと横になって過ごします。朝でも夜でも、ひたすらゴロゴロ。このときだけは活動的な日常を忘れて、とことんリラックスすることが大事！

＜ルール5＞最後の16時間は部屋を暗くしてなるべく動かない！

最後の16時間がとくに肝心。中盤まではテレビや本を見ていてもいいのですが、ラスト16時間に突入したら、部屋を暗くして、寝そべった姿勢をキープ。情報もできるだけシャットアウトしつつ、眠って過ごします。

では、その美やせ効果とは？

【効果１】体内時計リセットでやせやすい体になる

「移動しない、重力に逆らわない、筋肉や胃腸に負担をかけない生活を送った結果、体内時計がリセットされて正常になります。体内時計が調整できると、自動的に体のストレスもなくなり、食欲も抑えられます」（村上篤良先生）

【効果２】摂取カロリーを減らすのでそのぶん体重がダウン！

「固形物をとらず、カロリー摂取を控えた生活なので、自然に体重も減ります。とくに宇宙飛行士式ダイエットの直後は、食欲コントロールもしやすく、しばらくは軽い食事を好むようになるので、太りにくくなります」

【効果３】腸からデトックスで快便＆美肌に！

「食べものを摂取しないことで、腸内の悪玉菌が餓死し、便となって出てくるため、腸内環境が改善され、腸内がキレイになります。新陳代謝がよくなり、免疫力もアップ。結果、肌もキレイになるんです」

【効果４】たまった全身の疲れやこりがほぐれて美姿勢に！

「デスクワークなどをせずに、ラクな姿勢で寝て過ごすため、疲れがとれて、自然に血流がよくなって全身のこりがほぐれます。こり固まって、かたよった姿勢もリセットされるせいか、体が軽くなったと実感できますよ」

監修／村上篤良　取材・文／根岸聖子