“ヘルシーなお肉”として浸透してきた大豆ミート。代用肉は日本だけでなくアメリカやヨーロッパなど世界的に起きている食ブームのひとつです。今回は、大豆に次ぐ次世代ミートといわれるフィンランド生まれの『HÄRKIS(ハーキス)』をご紹介!
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栄養豊富なフィンランド産そら豆
『HÄRKIS(ハーキス)』は、フィンランド産のそら豆を使用した、まるでお肉のような加工食品。
そら豆は栄養価にすぐれ、植物性タンパク質やビタミン、ミネラル、食物繊維を豊富に含むスーパーフードで。
そんなそら豆はフィンランドの食生活でも親しまれている食品です。
『HÄRKIS(ハーキス)』は2016年にフィンランドで生まれ、植物性タンパク質ブランドではNo.1を獲得しているブランド。発売2年で認知度は約8割にもなるといいます。
その名も「野菜のそぼろ」で、使いやすいそぼろ状のフレークタイプ。
『野菜のそぼろプレーン』、『野菜のそぼろ エスニックカレー』、『野菜のそぼろ メキシカン』の3種類があり、日本でも3月下旬から関東、近畿、中部エリアのスーパーマーケットなどで発売がスタートします。
スパイスのフレーバーがおいしい!
『HÄRKIS FINLAND 野菜のそぼろ』はミンチ状で冷凍保存されています。色も茶色でお肉っぽくなっていて、本当にそぼろ肉のよう。
野菜炒めやサラダ、ピザなど様々な料理に活用できます。
フレーバーが3種あり、用途に合わせて使い分けられますが、この下味つけがハーブやスパイスを取り入れていて、こだわった作りになっています。
これだけで料理がぐんと美味しくなり、“味気のない代用肉”と思うこともないはず。
今回は『野菜のそぼろ エスニックカレー』を使って、HPで紹介されていたレシピから、ピーマンの肉詰めを作ってみました。
やわらかくもっちりした食感
調理前にひと口食べてみると、カレーパウダーのほかトウガラシやクミン、ジンジャーパウダーなどの薬味でスパイシーな風味。これだけで食べるとほかの味つけがいらなそうなくらいです。
ボールにみじん切りにした玉ねぎと『野菜のそぼろ』を混ぜていきます。
ピーマンに“肉詰め”し、焼いたらチーズをのせて、余熱でとかしたら、でき上がり。
だいたい『野菜のそぼろ』1パックで、ピーマン8個(半分にしてその倍)くらいの肉詰めが作れる量です。
冷凍状態でしたが、そぼろ状なのですぐにほぐれ、解凍せずに使うことができました。(電子レンジで解凍することもできます)
カレー風味なので、フライパンで野菜炒めやチャーハンにしてもよさそうですが、そういった場合も直にフライパンで調理をすることができそう。
そんな手軽さも人気の理由かもしれません。
ピーマンの肉詰めは簡単レシピですが、見た目にもボリューミィな一品が完成しました。
少しくらいは、そら豆の味がするのかと思いましたが、全く豆の味はしなくて、繊維質も見当たりません。
食感は肉よりもやわらかくもっちりしています。
スパイシーなフレーバーは加熱後は和らぎ、辛さはマイルドになっていました。
大豆ミートともまた違った味わいで、脂肪分も低いので食べやすく、味わい豊かでおいしいです。
『野菜のそぼろ』は、使い勝手がよく、簡単にアレンジができるのがいいところ。肉団子や肉じゃかなど和食レシピにも広く使えそうで、日本の食卓にもなじみます。
低カロリー&低脂肪なので脂質をとりすぎて節制したいときや食物繊維が少ないときにも。ヘルシー食ですが、お腹はいっぱいになり腹持ちもいいです。
『HÄRKIS FINLAND 野菜のそぼろ』希望小売価格 税別500円
文・写真/庄司真紀