北欧の森林地帯で自生するリンゴンベリー。日本ではコケモモともいわれる、赤い小さな実のベリーです。北欧の伝統的な食材で、ジャムやジュースとして親しまれています。最近の研究では肥満防止効果があることがわかっており、スーパーフードとしても注目されています。日本では入手しにくいリンゴンベリーですが、カルディでリンゴンベリーのジャムを発見! 早速パンに塗って食べてみました。
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肥満防止に美白効果も期待できる
北欧で伝統的に食されているリンゴンベリーは、ベリー類の仲間ですが、酸味が強いため生食には向かず、主にジャムやジュースに加工して保存食として用いられています。
パンやクラッカーにつけて食べたり、肉料理に添えて食べたりもするそう。
栄養豊富で、リンゴンベリーにはビタミンA(β−カロテン)やビタミンE(α−トコフェロール)、ポリフェノールが豊富に含まれていて、美容・健康にうれしいフルーツ。
フィンランドの研究では、リンゴンベリーに肥満防止効果があることが明らかとなっています。
また美白作用のあるアルブチンも含まれていて、リンゴンベリーエキスは機能性化粧品やオーガニックコスメにも用いられています。ジュースにすればまさに“飲む美白美容液”。
紫外線が一気に増え、日差しが気になる今の季節にぜひ取りたい食材ですね。
糖度を抑えたリンゴンベリーのジャム
カルディで販売されているのは、スウェーデンの『フェリックス リンゴンベリージャム』。レトロな瓶のパッケージが北欧雑貨のような可愛さです。
原材料はリンゴンベリー(コケモモ)、砂糖、増粘剤(ペクチン)のみ。
見た目はイチゴジャムのような色合いで、イチゴジャムのようにつぶつぶがあります。
よく見ると、リンゴンベリーの小さな実の果皮が煮込まれてやわらかくなっているのがわかります。
パンに塗って食べてみましたが、甘さ控えめでヘルシーな感じがします。市販のイチゴジャムの1/3くらいの甘さかなという印象です。
ダイエット中に食べたら、ほどよい甘さが体にしみ渡りそう!
そしてリンゴンベリーは酸っぱい果物ですが、酸っぱさもそれほど強くはなく、甘さと酸っぱさが程よいバランスになっています。
リンゴンベリーならではの、独特な風味というかブドウのような渋さも残ります。
ジャムとしてもおいしいのですが、コンポートのような感じでそのまま食べても美味。
また大人系な味わいのヘルシージャムなので、この深みが肉料理のソースとしても合いそう。梅肉ソースやマンゴーソースのような感じで肉料理を引き立ててくれそうです。
カルディ フェリックス リンゴンベリージャム 283g 556円(税込)
文・写真/庄司真紀