ダイエット中だからといって、食事を制限するばかりではナンセンス。栄養もとらなければ、キレイにはやせられません。インナービューティーダイエット協会所属のアドバイザーの先生に、賢く食べて、お腹も栄養も、満足できる食材を6つ教えていただきました。
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ダイエット中でも食べてほしい食材6つ
〇玄米
玄米は、昔から常食してきた方にとって最も適した主食で、精製される前の糠や胚芽が取り除かれていない状態のお米です。玄米は白米よりも豊富で代謝を助けるビタミンB群や抗酸化作用、血行促進作用のあるビタミンEの他、カリウムやマグネシウム、カルシウムなどのミネラルや不溶性食物繊維などが多く含まれています。玄米は疲労回復効果や便秘予防、アンチエイジングの効果が挙げられます。
〇緑黄色野菜と果物
かぼちゃ、さつまいも、にんじん、ほうれん草、いちごなどのさまざまな種類のカラフルな野菜と果物があります。これらの野菜は、フィトケミカルという物質が多く含まれています。フィトケミカルは、野菜や果物の色素や香りなどに含まれる化学成分で植物が紫外線の害や虫などから身を守るために作り出した物質です。リコピン、フラノボイド、カプサイシン、ルティン、アントシアニン、クロロフィルなどの2万以上の種類があると言われています。フィトケミカルは、健康を守る効果や肌を若々しく保つ効果や生活習慣病の予防にも役立ちます。
〇魚類
魚は、オメガ3脂肪酸のDHAやEPAを多く含まれています。オメガ3脂肪酸は、人間の体内で作ることが出来ない不飽和脂肪酸で、外から補う必要がある必須脂肪酸です。病気や老化を進める原因になる体内の炎症やアレルギーの抑制、血流のスムーズ、コレステロール値や中性脂肪値を下げる効果、脳や神経細胞を活性化するといった効果があります。新陳代謝を活発にしたり、肌に潤いを与えたりする働きもあるので、女性のダイエットや美にも欠かせない存在となっています。また、魚は良質のタンパク質源でもあり、骨を造るのに必要なビタミンDも多く含まれています。鰯、鯖、秋刀魚、鰤、真鯛、鱧、鰆、鰻、鮪などが挙げられます。
〇海藻類
海藻類はカルシウム、カリウムやマグネシウム、鉄、ナトリウムなどのミネラルが豊富に含まれています。ミネラルはビタミンと共にすぐれたフィトケミカルで、骨や歯を造るのに必要なものです。また、ビタミンB12も多く含まれています。特にひじきは、カリウム、ナトリウム、カルシウム、ビタミンA、マグネシウム、水溶性食物繊維が非常に多く含まれています。ダイエットの強力な味方として欠かせません。
〇発酵食品
発酵食品と言えば、ヨーグルトやチーズを思い浮かべますよね? それらだけではなく、昔から今でも親しまれている味噌、醤油、酢、みりんなどの調味料をはじめ、酒、糠漬けや鰹節も発酵食品です。そもそも発酵は、微生物の力で食べ物に発酵菌を繁殖させたものです。発酵により、栄養素が消化と吸収されやすい形に変わります。この過程で、ビタミンやミネラル、アミノ酸など様々な栄養素が増え、栄養価が高まり、抗酸化力もアップするので、生活習慣病の予防や老化予防、美肌にもつながります。
〇良質な油
魚類の所でお伝えしましたが、亜麻仁油、えごま油やインカインチオイルにもオメガ3脂肪酸が多く含まれています。美容やアンチエイジング、ダイエットにも効果的で、積極的に摂取したい油です。また、オメガ9脂肪酸のオリーブオイル、菜種油、米油やナッツ類やアボカドにもオススメです。