老舗シードルメーカーのこだわりの製法

シードルのメーカーとしてフランス国内で2位のシェアを誇る、Cidreries du Calvados La Fermiere 社(シードルリー デュカルヴァドスラ フェルミエール社)が造るスパークリング ジュースの『ピュアポム』。

こだわりの製法と選び抜かれた原料でつくられ、原材料はシンプルに果物と炭酸ガスだけ。『ピュアポム』は、濃縮還元をせずにストレート果汁100%の状態で炭酸ガスを加えて充填。砂糖や保存料をいっさい加えていないので、素材のおいしさを十分に楽しめます。

カルディではアップル、ホワイト・グレープ、レッド・グレープの３種が揃います。今回はそのうちアップルとホワイト・グレープをいただきました。

果物本来の甘みと酸味のバランス

ワインボトルに入っているので、栓もコルクです。
スパークリングワインのようにコルクを押さえつつ、ボトルを回して開けます。
慣れていないと難しいですが、ホームパーティでは本物っぽさが出て盛り上がりそうです。

ホワイト・グレープジュースは、マスカットのような白いぶどうで、主にユニブラン種などを使用しているそう。
グラスに注ぐと繊細な気泡が出ますが、すぐに消えてしまいます。
２種類とも黄味よりのリンゴジュースのような色ですが、透き通っていてのどごしがよさそうです。
普通のマスカットジュースとは違っていて、白ワインを思わせるフルーティーさです。これが白ぶどうそのままの味わいなのだと思います。さっぱりとした甘みがあり、ほんの少しの酸味もあります。

アップルのほうは、リンゴの産地として名高いノルマンディー地方とブルターニュ地方の完熟リンゴを使用しているそう。
飲み慣れたシードルのような、りんご本来のジューシーさが感じられます。いつものリンゴジュースのようで、ちょっと違う大人な味わいです。すっきりとしつつ、酸味が結構あります。

自然な味わいでフランスの農場で手作りしているようなイメージです。さっぱりしていて、シードルのように食事と一緒にいただくこともできます。味わいながらゆっくり飲みたくなる、端正なテイストです。

砂糖や果糖ぶどう糖液糖が多く含まれる飲料はダイエットには不向き。ただ炭酸水だけでは味気ないというときに身近で買えるとうれしい果実だけのスパークリングジュースです。
炭酸は微発泡でやさしいのですが、飲んだ人全員が血行がよくなってふわっと温かくなるような体感もありました。ジュースというより本当にシードルを飲んだような気分になるスパークリングジュースです。

ピュアポム　スパークリングアップルジュース　750ml 471円（税込）
ピュアポム　スパークリングホワイトグレープジュース　750ml 471円（税込）

文・写真／庄司真紀