肌によい成分といえば、コラーゲン!手羽先や鰻など、コラーゲンが豊富に含まれている食品を食べると、「明日はお肌プルプルなはず!」と期待する女性は多いと思います。しかしながら、「コラーゲンを食品からとろうとするのは非効率的である」という、衝撃の事実が明らかに! 美肌に欠かせないコラーゲンにまつわる真実をお伝えします。
Contents 目次
「コラーゲンは美容によい」は多くの女性にとっての共通認識
コラーゲンドリンク「ザ・コラーゲン」の製造・販売を行う資生堂ジャパン株式会社が、20代〜50代の女性500名を対象に「コラーゲン」に関する調査を実施したところ、美容によいと思う成分として、8割(80%)もの女性が「コラーゲン」と回答し、ヒアルロン酸やビタミンCなどの回答を上回り、トップとなりました。また、約3人に1人(30%)の女性が「ふだんの生活で意識的にコラーゲンをとったり、コラーゲン入りの商品を使ったりしている」と答えたほか、「あまりとってはいないが、とりたい・使いたいと思っている」と答えた女性も半数を超える結果に。「コラーゲンが美容によい」というのは、多くの女性にとっての共通認識であり、また、多くの女性が、美容のためにコラーゲンをとっている、とりたいと考えていることがわかります。
じつは間違いだらけ!?コラーゲンにまつわる「ウソ・ホント」
今回の調査では、「コラーゲン入り・コラーゲン豊富と書かれた食品・飲料を口にしたことがある」と答えた女性の割合も全体の71%にのぼり、多くの女性たちが、食べものや飲みものでコラーゲンを補おうとしている様子が明らかになる一方、意識的にコラーゲンを摂取しようとしている女性たちの多くが、コラーゲンに対して何らかの誤った認識を持っているという実態も明らかになりました。
同社が、コラーゲンに対して女性たちがどの程度正しい知識を持ち合わせているのかを探るべく、各項目について「〇:ホントだと思う」か「×:ウソだと思う」かをたずねたところ、「コラーゲンは全身に存在するタンパク質である」、「コラーゲンは食事からとると効率的に吸収される」、「コラーゲンは体内で作り出せないため、外から補う必要がある」の項目で、誤った回答が続出!この結果を受けて、あらためて「あなたはコラーゲンに関する正しい知識を持っている自信がありますか?」とたずねた質問では、「ある」と答えた女性はわずか4%に留まりました。
フカヒレを食べても肌のコラーゲンはほとんど増えない!? 衝撃の真実が明らかに
前述のコラーゲンに対する誤った認識について、特に注目すべきは「コラーゲンは食事からとると効率的に吸収される」の項目です。約5人に1人(21%)の女性が「コラーゲンは食事からとるのが効率的である」と認識していましたが、実際はノー。資生堂グローバルイノベーションセンターでコラーゲンに関する研究・開発に携わっている内山太郎研究員によると、コラーゲンはタンパク質の一種であり、食事から摂取すると、ほかのタンパク質と同様に体内でアミノ酸などの低分子に分解されてしまうそう。そのため、コラーゲンを食べても、コラーゲンがそのままさまざまな部位に運ばれて、その部位のコラーゲンになるわけではないというのです。つまり、鶏皮や豚足、フカヒレなど、コラーゲンを多く含む食品をたくさん食べたところで、肌のコラーゲンはほとんど増えないという衝撃の事実が明らかになりました。
コラーゲンは自分の体から生み出せる! 大切なのは「量」より「習慣」
コラーゲンを多く含む食品をたくさん食べても、最終的に体内で分解されてしまうと聞くと、肌のコラーゲンを増やすのはとても困難なことのように思えますが、じつはコラーゲンは、もともと私たちの体内に存在する成分であり、体の中で新しく生み出すことができるもの。その“コラーゲンを生み出す力”を高めるには、コラーゲンを生み出す細胞を活性化させることが重要だと、内山研究員はいいます。そのためには、適度な運動や質のよい睡眠はもちろん、バランスのよい食事も大切。資生堂では、“コラーゲンを生み出す力”に着目して日々研究を進めているほか、『資生堂「ザ・コラーゲン」3本モニターキャンペーン』も実施しています。
食事だけでは補うのが難しいコラーゲンですが、多くの場合、目指すべきゴールは、コラーゲンをたくさんとることではなく、いつまでも健やかで美しい肌や髪、爪を保つことであるはず。日頃の食事から良質なタンパク質やコラーゲンの合成に必要なビタミンCなどもバランスよくとりながら、サプリやドリンクの力も借りて、コラーゲンをたくさんとろう!と量にこだわらず、毎日コツコツと継続的にとることを習慣にできたら、今よりもっと、きれいな自分に近づけそうですね。