ヘルシーでおいしくて、糖質オフにぴったりと、コンビニでもヒットしたサラダチキン。リピ買いしているダイエッターも多いはず。じつは、おうちでも簡単に作れるんです。アレンジレシピも一緒に、管理栄養士の金丸絵里加先生が教えてくれました。
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作り置きできて、アレンジも簡単! 食べ飽きない!
鶏むね肉など脂身の少ない部分をゆでているだけなので、低脂質で低糖質、高たんぱく質。筋肉を増やして代謝のよい体を作るのに役立つサラダチキンは、コンビニ各社からもオリジナル商品が発売されるなど、ダイエッターだけでなく、スポーツをしている人、糖質のとり過ぎが気になる人などから多くの支持を得ています。
でも、毎回コンビニやスーパーで買うのもなんだし、手作りできればいいのにって思っていませんか? じつは、家での簡単に作れて冷蔵庫保存もできるそう。
「肉に少量の塩、砂糖をもみ込んで下味をつけるのですが、この段階で冷凍保存してもOK。味がしっかり染み込みます。ゆでた後なら、密閉容器に入れて冷蔵庫で4~5日保存可能です。ゆでるときに好みの香草などを加えれば、風味もアップしますよ。さらに、下味がついているため、簡単なアレンジで一品料理が完成。忙しい人でも取り入れやすく、食べ飽きずに続けられるのは魅力ですね」(金丸先生)
野菜をプラスすれば、栄養バランスがアップする!
サラダチキンをアレンジするときのポイントは?
「野菜を加えると、ビタミンなどもとれて栄養バランスがよくなります。生野菜と一緒に、まさにサラダ感覚で食べるのもいいですね。また、少し濃いめに味付けすれば、おつまみにもおすすめ。もちろん、焼酎などなるべく糖質の低いお酒を選びましょう」(金丸先生)
まずは、ベースとなるサラダチキンの作り方を、教えてもらいました。
★基本のサラダチキンの作り方
材料
- 鶏むね肉……1枚
- 塩……小さじ1/3
- 砂糖……小さじ1
- 酒……1/4カップ
- あればローリエ、またはローズマリーなどのハーブ類
- しょうが・ねぎの青い部分、セロリの青い部分など
1)鶏肉に塩と砂糖をよくもみ込んで、できればそのまま1時間以上置いてなじませておく。
2)鍋に鶏の皮を下にして入れ、酒を注ぎ、全体がかぶるくらいまで水を注ぎ入れ、ローリエ1枚や薄くスライスしたしょうが2~3枚、セロリの葉などを入れて、強めの中火にかける。
3)煮立ったら弱火にし(このとき、水分が減っているようなら、できるだけひたひたになるように水を追加する)、ふたをしてさらに5~6分ゆでて火を止め、そのまま粗熱が取れるまで取り出さずにふたをしたまま冷ます。
*ゆで汁もだし代わりに使えるので、漉してとっておくと便利
★サラダチキンを一品料理にアレンジ
●サラダチキンのフォー
材料(2人分)
- サラダチキン……1/2枚
- 紫玉ねぎ……1/4個
- シャンツァイ……1/2束
- フォー……120g
- 鶏がらスープの素……小さじ1
- もやし……1/2袋(100g)
- ナンプラー……大さじ1・1/2~2
- レモン(またはライム)……適宜
1)紫玉ねぎは薄切りに、シャンツァイはざく切りにする。サラダチキンは食べやすい大きさに切っておく。
2)フォーは麺がつかる程度の水に10~15分つけて戻し、たっぷりの湯で4~5分ゆでたら、ざるにあげてよくもみ洗いし、しっかり水けをきる。
3)サラダチキンを作ったときのスープを濾し器などで漉し、水を足して約4カップ分にする。鍋に入れ、鶏がらスープの素とナンプラーを入れて調味し、もやしを入れてひと煮する。
4)器に②のフォーを1人分ずつ盛り、(3)をもやしごと注ぎ入れ(1)を等分にのせて、好みでカットしたレモンを添える。
★POINT★
グルテンフリーの米粉を使ったライスヌードルは、満腹感が得やすく消化がいいので、ちょっと遅めの夕食にもおすすめ。シャンツアイなど野菜のトッピングで、栄養バランスがアップします。
撮影/国井美奈子 スタイリング/井口美穂 文/田所佐月