最近、スーパーフードの中で、新たに注目されているブラックシードを知っていますか?古くから薬効があると知られ、約3300年前の古代エジプトでも栽培されていた歴史の長いスーパーフードです。さらに、中東やインドでは、健康食としてスパイスやオイルで使われているブラックシード。一体どんな味がするのでしょう。フィッテ編集部員が実際に食べてみました!
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ブラックシードってどんなスーパーフード?
ブラックシードには、鉄、カルシウム、マグネシウム、亜鉛などのミネラルや、n-3系脂肪酸(オメガ3)が含まれます。n-3系脂肪酸は、肌や髪を美しくするアンチエイジング効果や、中性脂肪値の低下など、生活習慣病の予防への効果、ダイエットをサポートしてくれる効果が期待されています。
お肉料理やスムージーと相性抜群! ブラックシードを食べてみた
実際に料理に使ってみる前に、まずはブラックシードそのものを、ひとつまみして食べてみることにしました。口の中に広がる味や鼻にぬけていく香りがとてもエスニック風でスパイシー! ただ、噛めば噛むほど渋い苦みが。砕いたほうが成分を吸収するにはよいそうですが、苦みや渋みは強くなります。よく、「良薬は口に苦し」なんて言いますが、ブラックシードは“死以外のあらゆる病を治す薬”なんて呼ばれていたみたいですよ。
そんなブラックシード、お肉や魚、卵との相性がいいんですって! 鶏肉にふきのとうのソースをかけた料理の上に、ごまのようにふりかけてみます。
ご覧の通り、見た目は本当に真っ黒なゴマみたい! けれど口にすると、鶏肉のやさしい旨みを引き立たせるような、スッキリとしたスパイス感がありました。さらに驚いたのが、ブラックシードだけで食べたときの渋く苦みのある後味が、料理と合わせると全く気にならなかったこと。
別の日には、白身魚の香草焼きにブラックシードを使ってみました。香りのいいブラックシードは香草焼きとの相性が抜群にいいです! ぺろりと食べてしまったほど、筆者イチ押しの食べ方です。ほかにもカレー風味の味つけや、チーズを使った料理にもブラックシードは合いそうです
さらに、手軽につくれるバナナスムージーにもブラックシードを投入。これまた、黒ゴマを入れたかのような見た目になりました。うーん、スパイシーなスムージーになるの? ブラックシードを粉砕しているし、苦みが出るのかしら? なんて少しドキドキしながら飲んでみると、あれ……スッキリしておいしい(笑)。これがまた、粉砕しているのに苦みを特に感じません。バナナスムージーとブラックシードの組み合わせは、とても爽やかな味わいになって、飲みやすいのでおすすめです。
独特な香りや、砕いたときの苦みから、料理に使うとどうなのだろう? と思いましたが、クミンのような風味のブラックシードは、いつもの料理にちょい足しして使うだけで、栄養素がとれるだけでなく料理の味も引き締めてくれる、重宝したいスーパーフードに。じわじわと注目度が上がってきたブラックシードを、皆さんもぜひ使ってみて下さい!
写真・文/FYTTE編集部