夏になると食べたくなるのは、アイスクリームやわらび餅など冷たくておいしいスイーツ。しかし体型が気になる女性にとって、甘いものはカロリーが高くて太りやすいというイメージが。ネット上にも「夏はスイーツの誘惑が多くてダイエット中はつらすぎる」「やせたい気持ちはあるけど甘いものをガマンするのはムリ!」「スイーツを食べても太らない方法があるなら知りたい」と、悩める女性の声が数多く挙がっていました。今回見ていくのは、太りやすいスイーツと太りにくいスイーツについて。カロリーにまつわる新しい知識も合わせてご紹介します。
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“カロリーが高いと太る”は間違い?
7月23日放送の「この差って何ですか?」(TBS系)では、夏に食べたい人気スイーツの太りやすさに注目。管理栄養士の赤石定典先生が、栄養と太りやすさの関係について教えてくれました。
スイーツを食べるときにカロリーを気にする女性は多くいますが、本当に太りたくない場合はカロリーだけでは判断できません。そもそもカロリーというのは、人間に必要な栄養素である糖質、脂質、たんぱく質の量から導き出される数値。糖質と脂質は脂肪に変わる栄養素ですが、たんぱく質は筋肉に変わるので太る原因にはならないそう。そのためカロリーが高いからといって、太りやすいメニューとは限らないとのこと。
太りたくない場合にチェックするべきなのは、たんぱく質と糖質や脂質の吸収を抑えてくれる食物繊維の量。この2つが糖質と脂質に対して多く含まれていれば太りにくく、少なければ太りやすいのだそう。太りやすさを判断する基準になりますね。
夏の人気スイーツでいちばん太りにくいのは…?!
赤石先生は夏の人気スイーツ8種類を例に挙げ、太りやすいスイーツのランキングを作成。第1位は糖質のかたまりともいえるタピオカミルクティ。次いで2位はバニラアイス、3位チョコアイス、4位宇治金時、5位くず切り、6位わらび餅、7位ソフトクリーム、8位はフルーツあんみつでした。ソフトクリームがアイスクリームよりも太りにくいのは、たっぷり空気が含まれているため見た目ほど量は多くないから。チョコアイスに含まれたカカオには食物繊維が入っているので、バニラアイスより太りにくいのだそう。
もっとも太りにくいスイーツとして挙げられたフルーツあんみつは、寒天や粒あん、フルーツなど食物繊維たっぷりな材料で作られています。糖質を多く含む黒蜜を使ってもなお食物繊維の量が上回るため、脂肪の心配をせずに食べられるスイーツなんだそう。
どうしても糖質の高いスイーツを楽しみたいときは、ビタミンB1が含まれる豆乳をちょい足しする食べ方がGOOD。ビタミンB1には、糖質を分解してエネルギーに変える働きがあります。たとえばタピオカミルクティーなら、ミルクを豆乳におきかえるだけ。血糖値の上昇を抑えるバルサミコ酢もちょい足し食材としておすすめです。
赤石先生のランキングには、「タピオカが糖質のかたまりとかショック」「ソフトクリームとアイスクリームにそんな違いがあったんだ!」「今度からスイーツを食べるときは豆乳をお供にしよう」と視聴者から驚きの声が。ちょっとした工夫でおいしいスイーツを罪悪感なく楽しめるなんて、うれしいですね。
ライター/プリマ・ドンナ