“世界三大きのこ”のひとつ、ポルチーニ茸。イタリア料理などで用いられますが、風味豊かでイタリアの松茸と呼ばれることも。しかし日本ではあまり流通しておらず、比較的入手しやすいのが乾燥させたものです。そんなポルチーニ茸を家庭でも手軽に楽しめるのが、カルディで見つけた「粉末ポルチーニ」。だし感覚で使えて、本格イタリアンが完成! だしを使うことで、味つけを薄くでき、洋食でもヘルシーな味覚をキープできます。早速、使ってみました。
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だし感覚で使える粉末ポルチーニ
イタリア料理で風味づけに用いられる高級きのこのポルチーニ茸。日本ではあまりなじみがありませんが、お店でリゾットやパスタのきのこのような香ばしい風味は、もしかしたらポルチーニ茸かも。
日本で流通しているのは、乾燥したポルチーニが多いのですが、しいたけのように乾燥させることで風味がさらに増すきのこだそう。
カルディで見つけたポルチーニ粉末は20gほどの小量で、薄茶色の粉末です。香りが強く、だしのようにしてパスタやリゾットなどに用います。
風味づけとして用いる場合、袋からひとつまみを料理に振りかけるなどして、そのまま使うこともあるのですが、そうすると若干ジャリっとした感じが出るので、一般的にはお湯で戻してこしてから、だしとして使います。
うま味が増し、薄い味つけでヘルシーに
今回は、きのこを具材にしたパスタに粉末ポルチーニで風味を加えてみました。
ポルチーニ粉末の袋を開けるだけで濃縮された風味のある香りが…! たとえるなら、かつおだしに少しバターを加えたような芳醇な香りです。
お椀1杯のお湯に小さじ2〜3杯ほどを入れてみました。特にお湯につけておく時間は関係ないそうですが、今回は10分ほどおきました。
お湯に溶くと、すぐにしょうゆのような色が出てきます。
コーヒーフィルターに先ほどのお湯に溶いたポルチーニ粉末を流し、こします。
ガーリックとオリーブオイルできのこや具材を炒めたら、そこに、こしただしを入れます。ポルチーニのだしはしょうゆ系の味わいがあり、日本人には相性がよさそうです。
その後、具材とパスタを混ぜ合わせ、塩こしょうで味を調えて完成です。
だしを使ってもいつもの和風パスタにはならないのが、ポルチーニ茸ならでは。味わいにうま味が出て、いつものパスタと比べると格段に塩などの調味料が少なくて済みます。
ダイエットは味覚を整えることも大事。イタリアンとも相性がよく、うま味が増すので、チーズやクリームなどを減らして、濃い味を抑えられます。こすひと手間がありますが、使い方を覚えるとなくてはならない存在になりますよ。
T&Cテンタツィオーニ 粉末ポルチーニ 20g 401円(税込)
文・写真/庄司真紀