カルディで見つけたイタリアの伝統的な調味料「アッラ・ガルム」。いわしを発酵させて作る魚醤で、肉や魚、スープやパスタに少し加えるだけでOK。古代ローマ時代に使われ、現在は南イタリアで少量生産されるものを日本で再現しています。隠し味としてちょい足しするだけうま味が増すという調味料、さっそく使ってみました!
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何にでも使えるいわしの発酵調味料
古代ローマ帝国が滅ぶのと同時に使われなくなったという調味料「アッラ・ガルム」。万能調味料としてさまざまな料理で用いられていたそうで、幻の調味料とされていました。
そのアッラ・ガルムと同じ製法により日本で作ったのがこちらの「イタリア風魚醤 アッラ・ガルム」です。
いわしを発酵させた発酵調味料で、原材料はいわし(国産)、食塩、米麹となっています。
見た目はさらっとしたしょうゆのような感じですが、嗅いでみるとほのかに缶詰のいわしのような香りがします。
ナンプラーも魚醤ですが、ナンプラーの匂いまではいかない気がします。
隠し味として、ほんの数滴で深みが増す
パスタやスープ、肉や魚にちょい足しして隠し味にして使うのがよいそう。
肉を焼くときに使ってみましたが、初めはしょうゆ感覚で入れてしまい、かなりしょっぱくなりました。そんなに多く入れたつもりはありませんでしたが、スプーンにとるなどして、ほんの数滴入れるのがポイントですね。
ほとんど味のないインスタントのわかめスープに1滴垂らしてみると、味が引き立ってスープの深みが増しておいしくなりました。
ほんの少ししか入れていませんが、うま味が出てまったく別の味わいです。
ナンプラーよりも異国風味を感じず、なじみやすい気がします。
火を通すほうが味わい深くなるようなので、鍋で作っているときに入れるとおいしくなりそうです。ほんの数滴入れるだけでよいので、塩分や化学調味料を使ったブイヨンなども使わずに済みます。
ガーリックとも相性がよくガーリックパスタなどイタリアンにもぴったり。
ほかに、しょうゆ系のラーメンのスープもおいしくしてくれそうですよ。
これからの季節は洋風のカップ麺や洋風鍋にちょい足しするのもアリですね。
イタリア風魚醤 アッラ・ガルム 100ml 507円(税込)
文・写真/庄司真紀