「油はダイエットの敵」と思われていた時代から一変して、“良質な”オイルをとることがダイエットや健康にプラスとして働くことが広く知られるようになってきました。MCTオイルやアマニ油など、すでに食事にとり入れている人もいらっしゃるかと思います。そんなオイルブームに熱視線がそそがれているなか、香川県・小豆島のオリーブ農家である井上誠耕園が行った「フレーバーオリーブオイルセミナー」では、新しいオリーブオイルの楽しみ方を教えていただきました。
Contents 目次
そもそもオリーブオイルには、主成分の「オレイン酸」による便秘解消効果や食べ過ぎ防止、色素成分「クロロフィル」の毒素排泄作用、「ポリフェノール」や「ビタミンE」などによる老化予防といった健康にうれしいさまざまな効果が期待されています。
では、フレーバーオリーブオイルとは何でしょう? フレーバーというくらいだから、もちろんいい香りがすることはわかりますが…どうやって作られるのか気になりますよね。
フレーバーオイルは香料などで香りをつけ加えているわけではありません。オリーブオイルを作る際にレモンや青りんごなどの果実や、ねぎやにんにく、ごぼうなどの野菜をオリーブの果実と一緒に混ぜ合わせたり炊き合わせることで、栄養素や香りを溶け込ませたり、移すことができるのだとか。これはオリーブオイルが種からとれる油とは違って、オリーブの果実からとれる果汁100%の油だからこそ実現できたわけなのです!
セミナーでは、井上誠耕園から販売されているフレーバーオイルをテイスティングさせてもらいました。個人的にいちばん「おっ」と驚いたのが「ねぎオリーブオイル」。とにかく香りがよくて、味も濃いのが印象的。どれもおいしいのは、やはりナチュラルな素材だけを使っているからなのでしょうね。自然の恵み、バンザイ!
さらにおもしろいのが、各オイルそれぞれの料理に使用する楽しみ方がまったく別ものであるところ。私のイチオシは、“納豆ごはん×低温ガーリックオイル”。
ねぎや高菜を加えた納豆をのせたごはんに、低温ガーリックオイルを回しかけるだけ。たったこれだけなのに、味にパンチが出て、もうめちゃくちゃおいしいんです…! 納豆のニオイや口に残るネバネバ感もどことなく抑えられている気が。納豆ごはんの味をグレードアップさせながら、しょうゆの使い過ぎも防げて減塩になるかも!?
ほかにも、“卵かけごはん(TKG)×ねぎオリーブオイル”や、“ココア×完熟ネーブルオリーブオイル”、“超熟オリーブオイル・林檎×ヨーグルト”など、かけるだけで手軽にオイルをとり入れながら、料理やドリンクのおいしさを底上げする使い方がたくさん。料理はほとんどしないので手の込んだヘルシーレシピは作れないけど、フレーバーオイルをちょい足しするだけならとり入れてみたいかも、と思っています。みなさんもぜひフレーバーオリーブオイルの世界を覗いてみてください。(編集nano)
Omezaトークとは…
FYTTE 編集部員が、みなさんの朝のお目覚ましになるようなダイエット・美容・健康小ネタをお届けするコラムです。