これまで2万人以上を美ボディに導いてきた、“ダイエット王子”こと小山圭介さんが、ダイエットのお悩みや疑問に回答! ストレス解消法は「食べること」だけ。そんな状態から抜け出すには、どうすればいいの? 小山さんに聞いてみました!
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今回のお悩み
仕事から疲れて帰ってくると、ごはんをお腹いっぱい食べ、その後も何となくお菓子を食べてしまいます。
その習慣のせいで、体重が10kgも増えてしまいました…。
ストレスで暴食しないためには、どうすればいいのでしょうか?
自由時間に食べ過ぎてしまうのは「食事への執着」が強いせい
こんにちは。ダイエットトレーナーの小山圭介です。
体重が大幅に増えてしまった人に共通しているのが、「食事への執着」が強いということです。たとえば、次のようなタイプです。思い当たることはありませんか?
□ストレス解消法、楽しみは“食べること”だけ
□時間が空くとお菓子を食べたくなる
□「おやつは何を食べよう」「夜ごはんは何にしよう」などとよく考えている
□お菓子をたくさん買い置きしている
□SNSに料理の写真(外食、作った料理)をよく投稿する
□趣味がない(または少ない)
帰宅後の夜のリラックスタイムは、自由に使える時間ですよね。その時間で、いつも“食べること”でストレスを解消しているのなら、食事への執着が強くなっている可能性があります。
また、「夜ごはんは何を食べよう」などと食べたいものをよく考えていたり、グルメ番組をよく見たりしている人も、食に意識が向き過ぎているかもしれません。
以前、僕のお客様に、ダイエット料理の画像をよく投稿している人がいました。一見、よいことのように思えますが、四六時中「ダイエットにいいものを食べる」ことを考えている状態なのです。
それは、“食べること”に縛られているので、料理についての投稿をやめてもらい、筋トレなど運動関連の投稿をしてもらうようにしました。すると、だんだん食事への執着を手放すことができ、体重も順調に落ちていったんです。
食事への執着を手放すには、「趣味」を増やす・復活させよう
食事への執着が強くなっている人には、「昔やっていた趣味はありますか?」「趣味にしたいことはありますか?」と質問します。
夢中になって楽しめる趣味の時間を増やすと、ストレスの解消法が「食事10割」だったのが、「食事8割、趣味2割」というようになり、食に依存する割合が減るからです。
ピアノなど楽器を弾くこと、水泳・テニスなどのスポーツ、手芸、映画鑑賞…どんな趣味でもいいので、自分が楽しめる趣味を復活させるか、新しくはじめてみてください。
また、趣味以外にもリラックスできる「ヨガをする」「入浴の時間を増やす」「ペットと過ごす時間を楽しむ」などでもいいですね。語学を学ぶ、資格取得のために勉強をするのもおすすめです。
趣味を持ち、食以外のさまざまなことに興味を分散させれば、ストレスで食べ過ぎてしまうクセがだんだん改善。ダイエットが成功に向かううえ、充実した毎日を送れるようになります。
取材・文/掛川ゆり