「お尻筋伸ばし」で自分史上最高の体に！

パーソナルトレーナーとして活躍するNaokoさん。現在42歳、3人の子どものお母さんですが、見事なメリハリボディの持ち主。

「今でこそダイエットとは無縁ですが、以前は過労やストレスが原因で、今より10kg以上も太っていました。O脚や腰痛、外反母趾など不調が多いのも悩みでした」（Naokoさん）

そこで体づくりの勉強を開始。ヨガやピラティス、整体、エステなどの方法を学び、辿り着いたのが「お尻筋伸ばし」メソッドです。その効果は、ご本人が実証済み。

「子育てと仕事に忙しく、自分自身の時間がとれない毎日ですが、今の体形をキープできている理由は『お尻筋伸ばし』でお尻を整えているから。このおかげで産後の体形戻りも、体力回復もスムーズでした。『お尻筋伸ばし』なら、どんな人でも自分史上最高の体に導いてくれるはずです」

お尻を整えれば、下半身からみるみるやせていく！

お尻を伸ばすだけでやせるのは、なぜなのでしょうか。

「体の土台であるお尻が使えないと、体がゆがみやすくなります。すると筋肉をまんべんなく使うことができなくなり、怠ける筋肉が出現。その代表格が下腹や内もも、裏ももです。怠けた部分にはどんどん脂肪がつき、ぽっちゃりお腹や、下半身太りが起こるのです」（Naokoさん）

お尻を整えない限り、いくら運動をしてもお腹やせや下半身やせの効率はダウン。そこで、効果的にやせるために考案したのが「お尻筋伸ばし」です。

「『お尻筋伸ばし』は、一見すると下半身を気持ちよく伸ばしているだけのようですが、じつはお尻のインナーマッスル(深層部の筋肉)を刺激しながら、骨盤のゆがみを整え、引き締めるメソッド。お尻だけでなく骨盤ごと整うから、短期間で確実にペタ腹＆下半身やせがかないます。ひとつの動きでストレッチ、整体、筋トレのトリプル効果があるのも特徴です」

今回は、お尻筋伸ばしの基本メソッドを紹介します。

基本の呼吸法

お尻筋伸ばしは、動きと呼吸を組み合わせるメソッド。まずは呼吸のみに集中してみましょう。ポイントはお腹以外、体を一切動かさないこと。インナーマッスルを優位に働かせることができ、息をするだけでやせる体に！

１ 背面を壁につけて立ち、両足を1歩前に出します。体重はかかとにのせます。4秒かけてゆっくり息を吸いましょう。このとき頭を引き上げるイメージを持ちます。肩を上げないこと、下腹部をへこませることを意識して。

２ 引き上げた頭をキープしたまま、ゆっくり8秒かけて息を吐きます。みぞおちがへこむのを感じ、おなかで壁を押します。

前後開脚お尻筋伸ばし

骨盤の左右のゆがみを整えて、股関節をほぐす動きです。2のポーズのときに、膣を床に近づけるイメージで行うのがコツ。骨盤が広がっている人は後ろ足の小指が浮きやすいので、床にしっかりつけましょう。

１ 正座をします。続いて上体を倒し、手を頭の少し前につきましょう。

２ 左脚を後ろに伸ばし、右脚はひざを外に開きます。そのまま息を吐きながらお尻を下げ、骨盤を床と並行に。続いてゆっくりとお尻を左右に振ります。反対側も同様に行いましょう。左右各3～5呼吸行って。

ポイントは「おしり筋」！ 簡単な動きで効果抜群の新メソッド、ぜひチャレンジしてみてください。

お尻筋伸ばしをもっと詳しく知りたい人は

『１分おしり筋を伸ばすだけで劇的ペタ腹！』（学研プラス）

文／彦田恵理子