マットを使わず、自宅で手軽にできるヨガを、気になる部位別に紹介する今シリーズ。教えてくれるのは、多数の企業で仕事の合間にできるヨガを指導しているヨガインストラクターの京乃ともみ先生。最終回のテーマは「ふくらはぎ」です。
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座り仕事が続いても、脚はむくんでパンパンに
通勤や社内の移動がないため、テレワーク中は「運動不足」どころか「歩き不足」になりがちです。その影響があらわれやすいのが、ふくらはぎ。脚は立ち仕事だけでなく、座り仕事が続いても、ひざや足首を動かす機会が減り、むくんで太くなってしまいます。
冷房の効きすぎや寝不足にも要注意
「冷房による冷えは血流を悪化させ、むくみの原因になります。自宅でも足もとの冷やし過ぎには注意しましょう。
また、あお向けになる時間、つまり睡眠時間が短いと、血液が心臓に戻りにくくなります。生活の見直しとこまめなケアで、むくみを翌日に持ち越さず、ほっそり軽いふくらはぎを維持したいですね」
むくみだけでなく、脚のだるさも取れるので、テレワーク中や1日の終わりにぜひとり入れてみてください。
ふくらはぎポンポン
ふくらはぎを、反対側のひざに押しつけます。脚をズラしながらふくらはぎ全体にひざを当てていくと、ふくらはぎにある、むくみや疲労の解消に効果的なツボも刺激できます。
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イスに座り、座面をつかみます。脚を組み、上の脚のふくらはぎを、下の脚のひざに押し当てます。
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ひざに押しつけたまま、上の脚を上下に動かし、ふくらはぎを刺激します。上の脚のだるさや重さを感じる場所を、下の脚のひざに当て、くり返します。上下脚を入れ替え、同様に。
サギのポーズ
座り仕事中に曲げっぱなしのひざを伸ばし、脚裏の血流を促します。オフィスでは難しくても、人目が気にならない自宅ではできそうなポーズです。背すじを伸ばして行うのが理想ですが、多少背中が丸まっても、まずは脚裏が伸びる気持ちよさを優先しましょう。
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イスに座ります。ひざを曲げたまま左脚を持ち上げ、両手でひざを抱えます。
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左ひざから手を離します。左ひざを伸ばしながら足先を持ち上げ、両手で左足のつま先をつかみます。
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つま先をつかんだまま、左ひざを伸ばします。つま先をつかんだ手を引っ張るように、足を押し出しましょう。ここで3呼吸。脚を入れ替えて、反対側も同様に。これを3セット。
撮影/山上忠 ヘアメイク/秋山瞳(ピースモンキー) 取材・文/馬渕綾子
ヨガウエア/イージーヨガ