みんなの悩みで多いのは、太ももの太さ。前や横に張り出していると、全体的なシルエットがアンバランスになり、スキニーパンツが似合わないことも…。ただ太もものエクササイズは、方法を間違えてしまうと、太ももが細くなるどころか、太くなることも少なくありません。でも、ダイエットトレーナー&メンタルコーチの小山圭介さんが考えたエクササイズなら、細くしたい太もも前や横に負担をかけないので、続けるうちにスラリとしたラインに。
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太ももを前後左右に振り子のように動かすエクササイズで、スラリとした太ももに導きましょう。どちらもブンブン脚を振るだけと超簡単! 股関節あたりで詰まりやすいリンパの流れや血流などの循環をよくしてむくみを解消し、脚のラインをスッキリ整えていきます。また、遠心力を利用して脚を大きく振る動作は、股関節のつまりを解消して本来の位置に戻すから可動域もアップしますよ。
さらに片脚立ちの不安定な姿勢を保つために、体幹の深層部の筋肉を使うため、太ももだけでなく、お腹などにもアプローチできるというおまけつきです!
太ももを前後に動かす「振り子運動」
前後に太ももを大きく振る運動は、股関節を正しいポジションに戻す効果が。また、太ももを後ろに振るので、ヒップアップにも効果的です。このエクササイズは、股関節を動かすのが目的なので、前後のスペースが足りない場合は、ひざが曲がってもOKです。大きく振るうちに、血流などのめぐりもよくなってむくみも解消され、冷えている脚も次第に温まってきますよ。
1)壁に右手をついて、背すじを伸ばして立ちます。
2)脚が振り子になったイメージで、前後にブルンブルン振りましょう。前に脚を振るときはボールをキックするイメージで股関節から大きく振るのがコツ。筋肉の力で脚を振り上げるのではなく、自然の力に任せて大きく脚を振りましょう。前後に15往復したら、体の向きを変えて反対側の脚も同様に。
太ももを左右に動かす「振り子運動」
前後に脚を振ったら、バランスをとるためにも、左右にも振りましょう。股関節の可動域がさらによくなります。また脚を外側に開いたときはお尻の奥にある「中殿筋」が、内側に振ったときは内ももの「内転筋」を刺激できます。
1)壁の前に腕の長さぶん離れて立ち、壁に両手をつきます。
2)脚が振り子になったイメージで、左右に大きく振ります。
筋肉の力で振るのではなく、自然の遠心力を利用して大きく振ることで、足先にたまったリンパ液を流す効果もあります。左右に15往復したら反対側の脚も同様に行います。
撮影/古澤慎也 西園貴志 モデル/SAYA 取材・文/平川 恵