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ダイエットが成功しないのは、働きすぎている「がんばり筋」のせい!? SNSで大人気miey(ミー)が教える、失敗しないボディメイクとは?
SNS発のボディメイクトレーナーが活躍する昨今。中でも骨盤矯正ピラティストレーナーのmiey(ミー)さんは、Instagramフォロワー数が39万人、Youtube登録者数が19万人と、今もっとも注目を集めるひとり。徹底的に解剖学を学び、体の仕組みに沿った「必ず結果が出る」メソッドを自身で体現しています。そんなmieyさんの初の著書『“がんばり筋”をほぐせばおなかも脚も細くなる!』から、ダイエットが失敗する理由と、正しいボディメイクの基本を紹介します!
Contents 目次
体重は落ちたのに、お腹も脚も太いまま!! 筋トレでは美ボディになれない悲劇…
くびれたウエスト、スラリとした脚が印象的なmieyさんは、一児の母でもあります。じつはmieyさん、ボディメイクに苦い経験があり…。
「産後9kg増えた体を戻そうと、ダイエットを開始しました。糖質や脂質を極端に制限し、手当たりしだい運動を行った結果、11kgやせることができたのですが、そのスタイルは想像していたものとは別もの。上半身はガリガリなのに、太ももはムキムキと太いまま。脂肪もつきまくりで、便秘や肌荒れもひどい状態でした」(mieyさん)
体重は減ったのに、細くならないのはなんでだろう…。そこで体づくりの勉強をはじめたmieyさんは、ひとつの結論にたどり着きます。
「筋肉のバランスを整えれば、細くなる」!!
脚やせしたいのなら、いきなり脚だけを鍛えてもダメ。まずは脚の筋肉のハリをほぐしてから、脚に負担がかからないような体幹をつくることが必要なんです。
そこで自身が考案したメソッド「筋ほぐし」を実践した結果、みるみる太ももはほっそり、くびれもくっきりとしたスリムボディをつくることに成功したのです。
証拠写真はこちら! 2枚とも体重はほぼ同じですが、右は間違ったボディメイクでムキムキ脚&ぽっこりお腹状態。筋肉をほぐすメソッドをとり入れたところ、左のようなしなやかボディに!
前ももは硬い「がんばり筋」に、お腹やお尻は脂肪のついた「なまけ筋」になりやすい!
では、なぜ筋肉がアンバランスになるのでしょうか?
それは、日常動作のクセや、姿勢の悪さが原因。これにより体にゆがみが生じると、過剰に負荷がかかる筋肉=「がんばり筋」と、逆にほとんど使われずゆるんだままの筋肉=「なまけ筋」に分かれてしまいます。筋肉には協力して働くものがあり、いくらなまけ筋を鍛えようと運動をしても、代わりにがんばり筋が働くため、なまけ筋はゆるみっぱなし。その結果がんばり筋はパンパンに張り、腰や肩を痛める結果にも。ですからまずは、筋トレよりもがんばり筋をほぐすことが必要なんです!
腰や肩、前ももは硬く張った「がんばり筋」になりやすく、お腹や背中、お尻は脂肪のついた「なまけ筋」になりやすい部分。太ももはパンパンなのに、お腹やお尻はダルーンという体形が気になる人もいるのでは?
筋ほぐしの超基本2メニューを紹介!
がんばり筋をほぐすメソッドが「筋ほぐし」です。筋ほぐしを行えば、骨や関節のゆがみもリセット。正しい姿勢をキープしやすく、やせやすい体質に。筋肉のハリが改善すれば、気になるパーツのサイズダウンも! その超基本となる呼吸法と、前もものハリをとる筋ほぐしを紹介します!
みるみるお腹が締まる「くびれ呼吸」
呼吸が浅いと、お腹の重要な筋肉がなまけ筋化! 正しく行えば、息をするだけでもやせていく体になります。
1
足を軽く開いて立ちます。頭、肩、かかとが一直線になるように。肩を後ろにグルっと回して肩甲骨を下げ、あごを引きます。手をろっ骨にあて、鼻からゆっくりと5秒かけて息を吸います。だんだん肺が膨らんでいくのを感じて。
2
口から息を長く吐きます。ろっ骨が締まり、体幹の奥が引き上がっていくイメージです。お腹に力を入れ、猫背にならないように注意。8秒かけて息を吐いたら、再び鼻から息を吸います。10回くり返しましょう。
前もものハリを取る「プロポーズ」
姿勢の悪さが原因でがんばり筋になった前ももをほぐします。足首に手が届かなければ、タオルで引っ掛けてもOK!
1
両手、両ひざを床につきます。手首の位置は肩の真下に。左足を大きく前に出し、手と手の間に置きましょう。右脚は大きく後ろに開きます。そこから、左足を2歩分ほど左に動かして。
2
重心を前に傾けながら、右ひざを曲げ、左手を後ろに回して右足首をつかみます。前ももが伸びるように重心を前に倒して10秒キープ。1に戻り、2回行ったら、反対の脚も同様に行います。
いかがでしたでしょうか?
「筋ほぐし」はだれでもラクに取り組めるのが魅力。自宅でこっそりボディメイクをはじめてみませんか?
文/FYTTE編集部
『“がんばり筋”をほぐせばおなかも脚も細くなる!』(学研プラス)