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体脂肪1kg=熱量7200kcal! 毎日1ミッション(=-240kcal)ずつ積み上げる“ちりつもダイエット”で体についたぜい肉を落とす!~“動”習慣編~
「気づいたら太っていた」――“ちりも積もれば山となる”ならぬ“カロリーも積もればぜい肉となる”。こうしてついたぜい肉を、“ちりつも”で燃焼! FYTTEのダイエットチョイスでもおなじみ、ダイエットコーチEICO先生の新刊『ちりつもダイエット』には、ムリなく実践できるヤセミッションが満載。今回は、体を動かしたいときに最適なミッションをご紹介します。
Contents 目次
ヤセるには、運動よりも食事のほうが優先
ヤセるためには、まず体を動かさなきゃ!と思いがちです。でも、ヤセるには、運動よりも食事のほうが優先だと、ダイエットコーチEICO先生は言います。
「ヤセるには、運動よりも食事のほうが優先です。先にやるのは食事、慣れてきたら運動をとり入れるようにします。なぜ食事の優先度が高いかというと、運動では思ったほどカロリー消費が少ないのに加えて過剰な運動はストレスを増やし、ストレスホルモン“コルチゾール”の分泌が増えて、食欲をアップさせてしまうからです。
ただ、一度に多くのカロリーを消費できないまでも、日常生活には-1kcalを稼げる行動はたくさんあります。たとえばスーパーへ買いものに行くとき。スーパーに行ったときは、必ず店内を2周してから商品をカゴに入れるようにしましょう。
これには、2周して少しでも歩くことと、必要なものをきちんと吟味するという2つの意味があります。目についたものをすぐにカゴに入れると、いらないものまで買い込んでしまいます。つまり、よけいなものまで食べてしまうことに。一度「欲しい」と思ったものでも、2周しながら落ち着いて考えると、いらないものがあるかもしれません」(ダイエットコーチEICO先生)
「食→運動」の優先順位を意識しながら、ヤセやすい生活にシフトしていきたいですね。今回は“動”習慣から3つのミッションをご紹介します。ひとつのミッションを実践すると、―240kcalが実現しますよ。
“食”習慣ミッションの紹介はこちら
「お腹が空いたからおやつ」の前に行いたい3ステップ
家から駅まで3人追い抜く×2(往復)
●歩くスピードの目安を「3人抜かし」で移動
●脂肪を燃焼させるためにはサクサク歩く!
●「ピンクの靴の人を3人見かける」まで歩き続ける
⇒6人抜き+6500歩で、-240kcal達成!
ダイエットのために歩くスピードの目安は、自宅から10分先の駅にたどり着くまでに3人追い抜く程度。もしも、誰も追い抜くことがなかったり、逆に誰かに追い越されてしまうようであれば、歩くのが遅すぎます、これではせっかくのダイエットチャンスを逃します。もったいない!
3人追い抜くくらいのスピードだと、電話で話すのはまず無理。すれ違いざまにあいさつするのが限界です。これはなかなかの速さですよね。もちろん、駅からの帰り道も3人追い抜いて。1日合計で6人追い抜き、かつ6500歩以上を目標に歩けば、240kcal消費できます。
新聞相手にエアパンチ&キック20分
●ジムのパンチングマシーンを新聞紙で代用
●有酸素運動で動きも大きい。短時間で脂肪燃焼
●たたくことでストレス発散。心まですっきり!
⇒パンチ&キック20分で、-240kcal達成!
ピンチハンガーに新聞紙を引っかけてつるし、その新聞紙に向かって思いきりパンチ&キックをくり出してみましょう。パンチやキックは動きが大きいため、たったの20分で240kcal消費できます。
新聞紙をつるす位置は、目の高さくらい。パンチが当たりやすい高さに調節してください。誰も見ていないので、思いきり振りかぶっても恥ずかしくありません。
このアイデアのいいところは、ストレス解消も同時にできる点。やってみるとわかるのですが、たたくことでかなり気分がすっきりするんです。モノをたたくのには抵抗がありますが、新聞紙だったら遠慮しないで大丈夫です。
3つ目にご紹介するのは自分を奮い立たせることができる“動”習慣ミッションです。
全身写真を部屋に貼る
●今の姿は悪習慣の積み重ね。この屈辱、絶対に忘れるな!
現在の自分の体型をきちんと見たことはありますか? 体重は見ているけれど、体型を正確に把握していない人がほとんどなのではないでしょうか。一度、誰かに自分の体型がよくわかる写真を撮ってもらい、それを部屋に貼ってみましょう。「どんな罰ゲーム?!」と思いますよね。まさにそれが狙いです。
例えば冷蔵庫に太った自分の写真を貼ると、食べものをとり出すたびに自分の姿が目に入ることに。それを乗り越えてまで食べたいのかと、開けるたびに自分に問うことでしょう。天井に貼れば、寝起きに写真が目に飛び込むことで、その日1日ダイエットを意識するきっかけになります。
写真をSNSに投稿するのもおすすめ。タイムラインに残った自分の姿に、ショックを受ける人も多いはず。「イヤなことを書き込まれたらどうしよう」と思うかもしれませんが、悪口を書かれたら逆にチャンス! そうやってダメージを受けることが重要なのです。
人間は「悔しい」「見返したい」といったネガティブなモチベーションのほうが強く心に残る傾向があります。マイナスの思いで自分を焚きつけるのです、もともと楽観的なタイプの人は、悔しかった気持ちを日記につづっておいて。読むたびに悔しい気持ちがよみがえって、またダイエットへの気力が湧いてくるはずです。
いかがでしたか。イラストも楽しい『ちりつもダイエット』片手に、コツコツと健康的な習慣を積み上げて、リバウンドしない理想のボディを手に入れるのはいかがでしょうか。
(参考図書)
『ちりつもダイエット』(学研プラス)
イラスト/小林潤奈(本書より抜粋) 文/FYTTE編集部