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CATEGORY : フィットネス |モチベーション(メンタル)

宅トレ動画クリエイター・竹脇まりなさんが考える「もっと自分を好きになる生き方」 金融系企業から、フィットネスの世界へ。転身のきっかけは?

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竹脇まりなさん

自宅でできるフィットネスや、健康的なライフスタイルの動画をYouTubeなどで配信。登録者数は300万人超を誇る、大人気宅トレ動画クリエイター・竹脇まりなさん。明るく、元気に、弾けるような笑顔と、リズミカルなエクササイズ。「間違えても気にしない!」など、やる気を後押ししてくれる前向きなかけ声。そんな彼女の動画に、勇気とパワーをもらっている人は数知れません。もともと、会社員だった竹脇さんですが、この世界に飛び込んだ理由とは? 前向きな気持ちを支えてくれる旦那さんとのエピソードもうかがいました。

監修 : FYTTE 編集部

ダイエット専門誌として1989年に雑誌創刊し、2016年よりWEBメディアに。ダイエットはもちろんのこと、ヘルスケア、ビューティなど体の内側からも外側からも美しくかつ健康でいるための体づくりのノウハウを、専門家への取材とともに紹介。“もっと、ずっと、ヘルシーな私”のキャッチフレーズとともに、編集部員も自らさまざまなヘルシーネタを日々お試し中!

Contents 目次

もともとは、超保守的。旦那さんと出会って視野が広がった

もともとは、大手金融系企業の会社員だったという竹脇さん。名の知れた有名企業。給料もいい。待遇もいい。働きぶりも評価され、いいポジションで日々バリバリ仕事をこなしていたそうですが、28歳のときに会社を辞めることを決意。心機一転、フィットネスの世界に飛び込みました。

「いい会社を辞めて、突然新しい世界に飛び込んだなんて聞くと、チャレンジ精神旺盛のように思われるかもしれません。でも、もともとの私は超保守的で安定志向。新卒で会社を選ぶときは、有名企業で、お給料や福利厚生がよくて、お休みもしっかりとれて、長く働けて、親にも安心してもらえて…。自分がやりたいことかどうかより、とことん環境重視。もちろん、自分としてはそれでよかったし、望んだ環境で働けていました。会社員生活に不満があったわけでもないんです。

でも、のちに旦那さんになる日系アメリカ人の彼と出会うと、自分の価値観やキャリアに迷いが生まれてきました。当時は彼も私も会社員で、同じ会社員という立場なのに全然違っていて、彼は会社とは関係のないほかの勉強をいろいろしたり、新しいことにいつも挑戦していたんです。対して私は、会社一辺倒。行くのは会社だけだし、会うのも会社の人ばかり。休日も新しいことをするわけでもなく、仕事ばかりの毎日でした」

竹脇まりなさん

「彼に出会っていなかったら、いまも私は会社員だったかもしれない」と竹脇さん。旦那さんと出会ったことは、人生の大きな転機。視野が、大きく広がったそうです。

「いろいろなことに刺激を受けて、自分のフィールドを広げていく彼を横目で見ていて、その人生に憧れを抱くようになりました。自分は1本の道しか進んでいなかったけれど、彼は同時にいくつもの道を進んでいる。『人生って、こんなにいろんなことができるんだ』と衝撃を受けたのと同時に、自分の考え方や価値観も変わり始めました。それまではこれでいいと思っていた人生ですが、『本当は、どう生きたいんだろう』と迷うようになったんです」

超前向きだった留学生活から一転。想像とかけ離れた現実に落ち込む日々

「当時の私は、いろいろ迷いました。自分の生き方に悩んだ結果、母みたいに生きたいって思ったんです。私の母は地元の秋田県でフィットネストレーナーをしているんですが、そんな母と同じフィットネスの世界で生きていこうって決意し、会社も辞めることにしました。とはいえ、運動の資格も持っていなかったわけで…。何もないからこそ、ほかの人とは違う経験を積もうと思ったんです。そこで、アメリカとインドに1か月ずつ留学し、ヨガの勉強や指導者の資格の取得にまい進しました。それまではいろいろ悩むこともあったけれど、スイッチが入ればガンガン進むしかない。2か月でたくさんのことを吸収して、日本でしっかり仕事につなげようって、もう鼻息荒い感じでしたね(笑)」

ポジティブ全開。まさに、いまの竹脇さんの姿に通ずるものがあります。ところが、日本に戻ると、気持ちもやる気も急降下。ガクンと落ち込こんでしまう日々が続きました。

「吸収した知識とやる気に満ちて帰ってきた私は、よし就活しよう!インストラクターの道を走り出そう!となっていたわけです。ところが、スタジオに書類を出しても、『レッスンをもたせてください』とオーディションを受けても、まったく通らない。全然、仕事にならなかったんです。キラキラ輝いて、ジムやスタジオのインストラクターをやっている自分を思い描いていたのに、それとはまったくかけ離れていて…。会社も辞めて、お金も時間も費やしたのに…現実を突きつけられたという感じで1年くらい落ち込んでいました。SNS上や友人の前では頑張っている雰囲気を出していましたけど、内心はしんどかったですね」

今があるのは、頑固な私を柔軟なマインドにしてくれた彼のおかげ

意外にも、1年近く落ち込んでいたという竹脇さん。いまの人気ぶりからは想像もつかないですが、仕事もほとんどなかったそうです。そこからどう立ち直り、宅トレの第一人者であって大人気YouTuberという唯一無二の存在になったのでしょうか。

竹脇まりなさん

「そうこうするうちに旦那さんの仕事についていく形で一緒にアメリカに住むことになりました。そこで始めたのがYouTubeです。彼が、『せっかく海外で学んできたんだから、関係のないことではなくエクササイズの動画を上げたほうがいいよ』って、アドバイスをくれて。それまでは日常のことなどをアップしていたのですが、それを辞めてアドバイス通りにやってみると反響もあり、いい結果が出始めたんです。フィットネスは向いてないかも…っていうところまで落ち込んでいたのですが、だんだん気持ちも上がって、やっぱり、私がやってきたことは間違いじゃなかった!という思いと自信がふつふつと沸いてきました。

日本ではうまくいかない。ただ彼についてアメリカに来ただけ…。私はなんて、無力なんだ。渡米してからも、そんな思いを引きずっていました。でもYouTubeの反響をきっかけに、『私でも、できる!』っていう気持ちを取り戻すことができたんです。それも、きっかけをくれたのは彼。本当に感謝しています」

彼のアドバイスを素直に聞き入れられる柔軟さ。そこも、彼女の魅力のひとつのように思います。

「いやいやそれで言うと、私はただただ頑固な妻! そんな私を見捨てずに、アドバイスを受け入れられるマインドにしてくれた彼がすごいのです(笑)。当時、すっかり自信を失っていた私は気持ちも擦れていました。そんなときに、YouTubeはもちろんSNSもやったことがない彼にアドバイスをされたって素直に受け入れられないです。『何も知らないくせに、ふんっ!』って、すっかり私はへそを曲げていました(笑)。そのうえ、リアルの世界で受け入れられない私が、YouTubeで需要があるわけがない。そんなことしたって、批判されるだけだよ!っていう気持ちもありましたね。

ふつうだったら、こっちがへそを曲げれば、あっちだって『せっかくアドバイスしているのに!』と、へそを曲げると思うんです。ところが、その後、彼は自分でYouTubeやSNSを始めてみたり、編集をやってみたり。どうすれば効果的かを勉強してくれたんです。そこまでされたら、さすがの私も受け入れます(笑)」

「彼の器の大きさと、愛情の深さと、行動力と…。それらが、意見を柔軟に聞き入れられる自分に変えてくれた」と竹脇さん。また、それまで人に頼るということが、あまり得意ではなかったそうですが、大きな器で支えてくれる彼に出会ったことで頼ることを覚え、「生き方がラクになった」とも言います。

「ある意味、ここが私と彼のスタートラインなんです」と、話す竹脇さん。そしてこれを期に、多くの人を魅了し、元気とパワーを与えてくれる大人気宅トレYouTuberの道が開けていくわけです。

次回は、竹脇さんが配信する動画のこだわりや伝えたいこと、前向きな気持ちを維持するコツなどをご紹介します!

<Profile>

竹脇まりなさん

竹脇まりな(たけわき まりな)
1989年秋田県生まれ。宅トレクリエイター。“宅トレを当たり前の世界に” をミッションに夫のダーウィンと共に宅トレの魅力を広めるため、YouTubeや宅トレブランドMARINESSの運営をはじめ、様々な活動を行っている。YouTubeチャンネルでは、自宅で楽しくできるフィットネスやダイエット料理動画を発信しており、チャンネル登録者数は300万人を突破。

撮影/村上未知 取材・文/柿沼曜子

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