Contents 目次
A首の筋トレ
バッドチョイス
首には脂肪がつきにくいため、首まわりをスッキリさせる方法として「首の筋トレ」をするのは効果的ではありません。また、強度ややり方を間違えると首のすじをいためてしまう場合もあります。自分の判断で行わないほうが無難でしょう。
B背中のぜい肉をとる
ナイスチョイス!
肩が緊張し、いかり肩のようになって、首を太く短く見せてしまっている場合があります。そんなときは、背中から肩、首にかけて覆う僧帽筋(そうぼうきん)を鍛えるのも効果的です。筋肉がついていく過程で、血流がよくなり肩こりが改善されると、肩のあたりや首の根もと付近がすっきりします。また、筋肉がついて体がしっかり使われるようになると脂肪もつきにくくなり、結果的に首が長く見えるようになります。
C胸周りのコリをほぐす(胸鎖乳突筋をマッサージする)
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ナイスチョイス!
お酒を飲んだ翌日などは、むくみで首周りがパンパンになり、すっきり見えない場合があります。そんなときは胸鎖乳突筋のマッサージをとり入れましょう。胸鎖乳突筋は、耳たぶの下から鎖骨の中央にかけてタテにつながっている筋肉です。胸を伸ばすストレッチもよいと思います。
D口をしっかり動かす
ナイスチョイス!
フェイスラインがたるんで首周りを太く見せていることがあります。その場合は、口をしっかり動かして発声したり、舌を口の中で動かしたりするといったトレーニングがおすすめです。日本語の発音は口の動きが少ないため、口周りの筋肉が使われず、たるみを引き起こしやすいと言われています。口や舌を動かすことで口周りの筋肉を鍛えて血流の改善、促進するとたるみ予防になります。
【首周りをすっきりさせるポイント】
首は脂肪がつきにくい部位なので、首周りが太く見えるのは肩やフェイスラインなど別に原因があることがほとんどです。その原因に合わせて対処するとよいでしょう。特に、肩が緊張していかってしまっているケースが多いので、Bのように背筋を鍛えるだけでなく、肩から背中のストレッチをとり入れ、張りをとるとよいでしょう。そのほかおすすめは、手を前に伸ばして背中を丸め、手と背中で引っ張り合うストレッチや、両手両ひざを地面につけて行うキャットアンドドッグのような動きです。
取材・文/野上 郁子 イラスト/たなか のりこ