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宅トレ動画クリエイター・竹脇まりなさんが考える「もっと自分を好きになる生き方」 自分らしいことこそが、美しい!
大人気宅トレ動画クリエイター・竹脇まりなさん。明るく元気、ポジティブさも印象的な彼女ですが、過去には、自分自身とじっくり向き合うことができず、メンタル的に苦しかったこともあるそう。そんな彼女が、いまテーマにしていることは、「もっと自分を好きになる」こと。自分を好きになるためには、どうすればいい…? 竹脇さんがたどり着いた答えとは―。
Contents 目次
自分を好きになるには、他人を褒めるように自分を褒める!
竹脇さんが「もっと自分を好きになる」ために、意識していることのひとつが、「他人と比べないこと」。その意味合いの言葉は、宅トレ動画のテロップでもよく登場します。
「会社員のときは、常に人と比べていたと思います。この人より仕事ができるから、いい人。あの人より、やせているから美しい。その逆もしかりで、私はあの人より、太っているからダメな人…って。常に比較対象を探し続けていて、すべての基準が他人に向いていましたね。もちろん、他人と比べることで気持ちを奮い立たせ、いい結果を出せる人もいますよね。でも、私自身はけっこう苦しんでいたなと思うんです。そんな経験もあるから、『他人と比べない』という意味合いの言葉もよく動画のテロップで出しているし、それこそ、自分に言い聞かせたい言葉です」
「他人と比べない」ためには、「自分に目を向け、自分と向き合い、自分のいいところを見つけてほしい」と竹脇さん。さらに、自分のいいところを見つけるためには、「自分を褒めること」から始めてみるのが、オススメだと言います。
「自分を褒めるとなると、『ものすごく、頑張ったこと』を探さないといけない、ととらえてしまう人もいますよね。10㎏やせたとか、3時間歩いたとか…。でもそんな大それたことじゃなくていいです。たとえば、5分早く起きられたら、それも褒めポイント。私は、“朝の貴重な時間を5分も増やせたなんて、最高じゃん!”と、思うようにしています。そういった小さい出来事って、自分のこととなると謙遜して“たかが5分だし…”とも思いがちですよね。でも、自分じゃなくて他人ができていると、自然と褒めていませんか? 旦那さんが5分早く起きると、『やるじゃん!』と自然と言えたりする。だから、他人を褒めるように、自分を褒める!というのがポイントだと思います」
「自分らしいことこそが、美しい」と思うと、気持ちもラクに
自分の体にコンプレックスがある。どうしても、気になり悩んでしまう…という人も多いのではないでしょうか。竹脇さんにもコンプレックスはあるそう。でも、自分流の向き合い方を見つけたことで、気持ちがラクになったと言います。
「コンプレックスとの向き合い方って、難しいなと思うんです。他人に何か言われたりしたら、やっぱり気にしてしまうし、気にしてしまうからコンプレックスなんだと思うし…。私自身も、もちろんコンプレックスはあるし、気にもしてしまう。気にしないためにはどうすればいいだろう…と悩むこともあります。解決法をいろいろ考えてみるんですけど、『受け入れる』っていうことが、いちばんいいんじゃないかな。コンプレックスを認められなくて受け入れられないから、ストレスになってしまうわけですよね。『どうにかしなくちゃ』『改善しなくちゃ』ということばかりに意識を向けるのではなく、『認めて受け入れる』。これが自分だよって認識する。それが、第一歩かなと思います」
そんなふうに、コンプレックスも受け入れたうえででき上がってくるのが、「自分らしさ」。そして、「自分らしいことこそが、美しい」というのが、竹脇さんがたどり着いた答えのようです。
「『自分らしさ』も『美しさ』も、形があるものじゃないから計れないし、基準も正解もよくわからない。だから、一生追求してしまうのだと思います。でも、『自分らしい』と『美しい』はたぶんイコールで、なおかつ他人じゃなくて自分の中に答えがあるもの。つまり、人と比べても、追求ができないものだと思います。そして、『自分らしさが美しさ』だし、『美しいは、自分らしい』なんじゃないかな。そう考えられるようになってから、私は気持ちがラクになりました。
私も、もっとスリムな体に憧れはありますが、でもガリガリにやせたら、私らしくないのでは?とも思うし、逆に太ってしまうのも私とは違う。つまり、『自分らしく』が体現できるのは、この体なんだ。そう、とらえればコンプレックスに悩むこともない。この体を素直に受け入れることができるようになりました」
身近におきたいオシャレなグッズで、宅トレを当たり前に!
「私たちの目標は、『宅トレを当たり前の世界にする』こと。ジョギングやウォーキングと同じレベルで、宅トレをポピュラーなものにしたいです! いまは、コロナ禍によって家でのトレーニングが一時的なブームになっていますが、このブームの火を絶やさず、文化にしていきたい!」と竹脇さん。
竹脇さんと夫のダーウィンさんは『MARINESS』というブランドを立ち上げ、宅トレグッズや健康食品の開発・販売も手がけています。商品開発するうえでも、「宅トレを当たり前にする」ための工夫を施しているそうです。
宅トレグッズのひとつ「ほぐしダンベルボール」はマッサージとトレーニングの2つができるアイテム。体に当てて転がすと筋肉をほぐせるほか、手に持って腕を上げ下げすれば、二の腕などを鍛えたりできます。弾力性と安定感を重視した設計なのが特徴で、耐久性にすぐれ、変形しにくいシリコン素材を採用。重さは500mlの水のペットボトル1本分とほぼ同じ約500gで、コンパクトでほどよい重量感なので、使いやすさもバッチリ。年齢や体力を気にせずトレーニングを楽しめます。
また、室内で使う「宅トレマット」は、シーンや用途によって、自由に組み変えられるつくり。サイズや形を変えることができるので、収納する際も場所をとらずワンルームでも使えるのがポイントです。
「私自身、これまで、いろいろ宅トレグッズを購入しては、すぐ使わなくなって、なかったものに…。そんなことを、けっこうくり返していました。『せっかく買ったのに続かない』理由って、しまい込んでしまうからだと思うんです。そして、しまい込む理由は、部屋の中に出しっぱなしにしたくないから…! だから、MARINESSでは、トレーニングマットもダンベルボールも、インテリアになじむデザインや色にして、『しまいたくない! むしろ出しっぱなしにしておきたい』と思ってもらえることにもこだわっています。私の経験上、しまったら最後! もう、使わないですよね(笑)。逆にいつも近くにあれば、運動しようという意識も自然に芽生えると思います」
さらに、宅トレをサポートするプロテインも監修し、6種類のフレーバーが大人気。
ホエイとソイのWプロテインで、1回の摂取量(22g)当たり、たんぱく質が13gとれるほか、1日分のビタミン11種類や乳酸菌、ビフィズス菌も配合しています。取り扱いは公式オンラインショップなどに加え、全国のドラッグストア約4000店舗にまで広がり、身近な場所で購入できるようになりました。
そして、この4月にはプロテインシェイカーやジョガーパンツなども登場! ますます品ぞろえが充実してきています。
高い機能性はもちろん、デザイン性も兼ね備えた、MARINESSの宅トレグッズ。使いやすく、愛着も湧くオシャレなグッズが傍らにあれば、おうちでのトレーニングが楽しくなります。
「宅トレといえば『MARINESS』といったように、誰もが知る存在になることがブランドの目標です。これからも、みなさんの身近な存在になれる宅トレグッズをつくり、『宅トレを当たり前の世界』にしたい。そして、一人でも多くの人が、そして私自身が一緒に『自分のことをもっと好きになる』を実現できたらいいなと思っています」
「もっと自分を好きになる」をテーマに、さまざまなチャレンジを続けている竹脇さん。これからも、彼女の活躍から目が離せません。
<Profile>
竹脇まりな(たけわき まりな)
1989年秋田県生まれ。宅トレクリエイター。“宅トレを当たり前の世界に” をミッションに夫のダーウィンと共に宅トレの魅力を広めるため、YouTubeや宅トレブランドMARINESSの運営をはじめ、様々な活動を行っている。YouTubeチャンネルでは、自宅で楽しくできるフィットネスやダイエット料理動画を発信しており、チャンネル登録者数は300万人を突破。
撮影/村上未知 取材・文/柿沼曜子