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グッドチョイスは……Bの「冷房をつけたほうがよい(効果は変わらない)」です!
【宅トレをするときの冷房について】
冷房をつけるかどうかで運動効果は変わりません。熱中症予防のために、冷房はつけましょう。人間の体は汗が出て、蒸発すると体の表面温度が下がる=体を冷やすというしくみになっています。しかし、これは湿度が低い場合のこと。湿度が高いと汗が乾かずしたたり落ちてしまい、体温が下がりません。つまり、日本の夏は気温も湿度が高いため体温が下がりにくいので、温度だけでなく湿度も下げる機能があるエアコンはぜひ使いましょう。
2021年のデータでは、救急搬送された熱中症患者の約40%が室内であり、室内こそ熱中症対策が必要なのです。汗をかけばやせると思っている人がいますが、これは間違い。ダイエットで大切なのは体脂肪を減らすことで、水分を減らすことではありません。ダイエットはガマン大会ではありません。つらいほうがやせるということはないのですよ。
取材・文/野上郁子 イラスト/たなかのりこ