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下腹部を刺激しながら呼吸をし、腸のリンパ節を刺激
まずは、背骨をしならせるように動かしてお腹全体をストレッチし、最後に腹式呼吸を行うストレッチ。息を吸うときには背骨が伸びていくのを感じ、息を吐くときにはえぐるようにお腹をへこませましょう。
1.両手両ひざを床につきます。手は肩の真下、ひざは脚の股関節の下にもってきましょう。背骨は床と平行に。
2.息を吐きながら背中を丸めていき、お腹をえぐるようにへこませます。視線はおへそに向け、首の力は抜きましょう。ここで5呼吸。
3.息を吸いながら今度は背中を反らせ、お腹を伸ばします。顔を上げ、尾骨も天井に向けて突き上げるイメージで。1~3を3回くり返します。
次は、ぞうきんを絞るように上半身と下半身をひねり、腸を刺激した状態で呼吸を行うストレッチです。めいっぱいひねった状態で、腸まで届かせるようなイメージで深い呼吸をしましょう。
1.両ひざを立てて座り、両脚をそろえます。上体は少し後ろに倒し、お尻の後方で手を床につきます。
2.息を吸って背すじを伸ばし、息を吐きながら両ひざを左側に倒します。お尻の右側は床から浮かせるくらいひねります。視線はお尻の右側をのぞきこむように。手で床を押して右腕のつけ根を伸ばしながら、左ひざを床に押しつけ、ここで5呼吸。ゆっくりひざを戻し、反対側も同様に行います。1~2を3回くり返します。
お腹の外側からの刺激はなく、まさに「体の中から」便秘改善を促すストレッチ。便秘は、ポッコリお腹や不快感の原因になるだけでなく、肌トラブルも引き起こします。ぜひ、便秘の予防にも活用してみてください。
撮影/山上忠 取材・文/馬渕綾子