40代後半から1年で18kgやせに成功し、日本アンチエイジング・ダイエット協会認定トレーナーとして活動する藤田雅子さん。藤田さんは、現在、正しく美しい姿勢、歩き方、日常動作を指導するビシセリアライフスタイルアドバイザーとしても活躍。そんな藤田さんが、ビシセリアライフスタイルアドバイザーの資格をとったきっかけとは?
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「ダイエットに成功してから、姿勢や歩き方を習いに行っていたんですが、1回習っただけでは、長年の体の癖もあってすぐに元に戻ってしまうんですよね。もちろん整体などを受ければある程度改善することもできますが、やはり大事なのは普段の姿勢で、それを正さないと何をしてもすぐ戻ってしまいます。それで、いつも美しい姿勢や歩き方をキープするには、自分が姿勢や歩き方を指導する資格を取るのが一番手っ取り早いんじゃないかと思い、日本女性姿勢協会のビシセリアライフスタイルアドバイザーの資格を取ることにしたんです。実際、資格を取って、自分が教える立場になると、常に美しい姿勢や歩き方を保とうという意識がより高まったので、それがよかったですね」(藤田さん)
そこで藤田さんにまず伺ったのが、正しい歩き方。
アンダーバストからが脚だと思って、リズミカルに歩く
「ひざ下だけを動かしてちょこちょこと歩く人が多いですが、これはNG。アンダーバストからが脚だと思ってリズミカルに歩けば、筋肉がバランスよく使われて脂肪の燃焼効果もアップします。また、腕は前に出すよりも後ろに軽く引き、腕の付け根の動きを意識すれば、左右の肩甲骨が寄って胸が開いて猫背が改善し、よい姿勢になります。
フラットシューズやローヒールのときはかかとから着地し、ハイヒールのときはかかととつま先を同時に着地させるのもポイントです」
また、正しい姿勢は、以下のような点に注意するといいとか。
正しい姿勢・横向き 正面向き
基本姿勢の10ポイントはこちら!
- おへそを縦長にするイメージで腹筋を意識
- 左右のお尻を内側に寄せる
- 左右の太ももの内側(内転筋)に力を入れて立つ
- 左右のかかとをつける
- 左右の肩の高さを揃え、地面と平行にする
- 左右の肩甲骨を内側に寄せて、デコルテを開く
- 腕は親指が体側に来るようにすると猫背予防に
- 首の後ろを意識し、肩の上に耳が来るようにする
- 目線は真っ直ぐ前を向く
- 重心が引き上げられ、上から吊られるようなイメージに
上記が、正しい姿勢です。
また、これをクセづける練習として、藤田さんがすすめるのが〝壁立ち〟。
「壁に、後頭部と、肩甲骨、お尻、かかとをつけて立つと自然と姿勢が正しくなります。さらに上記のようなポイントを意識し、1〜5分ほどキープします。そして一歩前に出て壁から離れたとき、その姿勢が保てているかをチェック。これをテレビを見ているときなど、時間があるときにちょこちょこと行うようにすると、姿勢がキレイになっていきます。正しい姿勢を保つとそれだけで筋肉が鍛えられ筋トレ効果が得られるので、ジムに通う必要もなくなります。肩こりや腰痛も改善しやすくなり、見た目も若々しくなるので、ぜひ実践してみてください」(藤田さん)
姿勢と歩き方を変えれば、いくつになっても藤田さんのように若々しさをキープすることも夢じゃありません。さっそく今日から取り入れてみて!
取材・文/和田美穂