免疫力アップエクササイズ　ステップ＜１＞

まずは、体幹をじっくりと鍛えて基礎体力をつけるエクササイズです。

＜１＞あお向けに寝ます。天井に向けて両腕を伸ばして上げます。足もとは、かかとを折って、お腹は引き締めておきます。

＜２＞息を吐きながら腹筋を使って頭を上げ、背骨をひとつずつ床から離していくイメージで上げます。目線はお腹に。勢いだけで上がらず、腹筋を使い、お腹を丸めてえぐるようにしながら上げます。むずかしい場合は、ひざを曲げてもOKです。

＜３＞上げたまま軽く前側へストレッチします。腹部に空間を作るように、お腹を引っ込めながら行ってください。

＜４＞骨盤をうしろに傾けながら、腹筋を使い背骨をひとつずつ床につけるようにして戻していきます。この流れを、目安として8回行います。
このエクササイズは、常に一定の早さでゆっくりとなめらかに動くのが理想的です。ツライ人は、ひざを曲げたまま行ってくださいね。

免疫力アップエクササイズ　ステップ＜２＞

続いては、肩甲骨中心をほぐすことで、自律神経の活性化を促すエクササイズです。

＜１＞両ひざを立てて両手を前方に伸ばし、腕全体を床につけます。お尻を突き出すように上に向け、背中を反ります。
できれば肩の内側と胸が床につくようにストレッチします。ムリのない範囲で行いましょう。ストレッチした感覚を得たいのは、肩甲骨の下部です。意識が腰に向かないように注意してください。

＜２＞手のひらに体重のせ、両ひざを軽く伸ばし、腰を中心に背面全体を反らします。手にしっかりと体重をのせると、お腹が伸びて効果的です。

＜３＞お尻を引いて正座になり、上半身は前方に倒したままリラックス。全身の力を抜いてください。

免疫力アップエクササイズ　ステップ＜３＞

最後は、鍛えづらい体の側面の筋肉を強化して、強い体を作るエクササイズです。

＜１＞横向きに寝ます。体が一直線になるように、お腹を引き締めます。
上側になる手は床に置きバランスをとります。下側の腕は伸ばして頭の下に敷きます。

＜２＞息を吐きながら、下側の腕、頭、胴体と両脚を持ち上げます。床についている手でしっかり支えましょう。
高さはいらないので、体がブレないよう、上から見て一直線になることをキープしながら行ってください。

＜３＞ゆっくりと＜１＞の姿勢に戻ります。この流れを、目安として5回くり返したら、反対側も行ってください。
このエクササイズは、腹筋を意識しながら、姿勢に気をつけて行うことがポイントです。

気温が低くなるにつれ、体を動かすことが面倒になるでしょうが、寒いからこそエクササイズ！　体を効率よく温め、免疫力をアップさせていきましょうね。

取材・文／高田空人衣