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FYTTEではエンタメとフィットネスが融合した“エンタフィット”（FYTTEの造語）を2023年注目のトレンドワードに選定。背景には、宅トレから再び外へ出る流れを受けて、レジャーやトレーニングなどのアクティブな動きにスポットが当たるのと同時に、歩いてポイントを貯めるなど「運動プラスアルファ」の楽しみやメリットを得られるサービスの人気があります。今回はこうした人気のサービスについて、アプリソムリエの今井安紀さんにお話を聞きました。
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歩くだけでポイントが貯まるという大きな付加価値
――ここ数年で「おうち時間」や健康が改めて見直されるようになり、さまざまなアプリの開発に拍車がかかっていると思うのですが、フィットネスに関しては、どのようなアプリが選ばれるようになってきていますか？
「コロナ禍まっただなかのときは、ジムなどのフィットネス施設が閉鎖し、『コロナ禍でもできる』という宅トレ系や歩数計測系のアプリが伸びました。なかでも、いわゆる移動系ポイ活アプリがグッと広がりましたね。コロナも落ち着き、みなさんの気持ちも外に向き始めたので、今後はまた違った動きも出てくるのかなとは思いますが、歩くだけでポイントが貯まるという付加価値は大きいと思います」
――アプリの活用法も変わってきているのでしょうか。
「アプリをどの程度、利用してフィットネスをするか、という姿勢によると思います。ガチで運動したいという人は、同じ宅トレ系でも講師にリモートでしっかり指導してもらえるアプリを選ぶようになってきました。できれば有料のアプリを選んで、安全にトレーニングを行ってほしいですね。
また、リモート環境やリモート指導の質が向上したほか、『家トレ AI筋トレカウンター』のように姿勢をスキャンできたり、フォームをチェックできるものもあったりと 、アプリの機能もアップしています。
一方、しっかりと動くのではなく、ただ歩くだけ、移動するだけでも楽しめる『移動系アプリ』も増えてきました。車でもバスでも電車でも移動手段を問わずにポイントがたまるアプリもたくさんありますが、歩くこととアプリで楽しむことが連動したアプリは、フィットネスのきっかけにもなるのではないでしょうか」
体を動かすことの先には何かしらのハッピーが
――アプリを活用して、フィットネスを習慣化するコツは何でしょうか。
「アプリの存在そのものが習慣化の手助けになると思いますが、人間は変化を嫌うので、歩いたり運動したりする習慣のなかった人にはある程度、“続けるぞ！”という『気合い』は必要かと思います（笑）。アプリの通知機能をオフにせず、動くことを促してもらうのも手です。あまりに通知が多くてイヤになってしまいそうという人は、通知の回数を減らすとか、リマインダー機能を使って通知のタイミングを自分で設定するといった方法もあります。自分で決めた設定で取り組むと、続けやすいと思います。
当たり前のように歩いていた人にとっても、歩くことがポイントになるってことがそもそもハッピーなことですよね。もともと行ってきた習慣に、移動系ポイ活アプリの活用が加われば、より毎日が楽しくなるんじゃないでしょうか。その意味では、日々歩いている人こそ、移動系ポイ活アプリはおすすめです。
また、目先のことではなく長い目で見ることも大事です。『こんなに歩いたのに、これしかポイントがたまってない…』という視点で見るのではなく、『移動しただけなのにラッキー』程度の感覚で構えていると、『気がついたらポイントがたまっていた』という結果につながるかなと思います」
今までたくさんの移動系アプリを使いこなしてきたアプリソムリエ今井さんがおすすめする、移動系ポイ活アプリを３つご紹介します！
●Miles（マイルズ）-すべての移動に、マイルを
App Store: https://apps.apple.com/jp/app/miles/id1393913947
Google Play Store: https://play.google.com/store/apps/details?id=connectiq.miles.app&hl=ja_JP&gl=JP
すべての移動でマイルがたまる、米国シリコンバレー発マイレージアプリ。たまったマイルは、商品やサービスがお得に使える特典、ギフトカード、寄付に交換可能。
アプリをインストールし位置情報の取得を”常に許可”に設定すると、アプリを随時起動しなくても、移動距離に応じて自動的にマイルをためることができる。広告の視聴が必須でなかったり、毎日開かないとリセットされるといったルールがないため、マメにスマホをさわるタイプではない、ルールにしばられたくないという人におすすめ。
●トリマ-移動するだけでポイントが貯まるお小遣い稼ぎアプリ
歩くだけでなく、ランや自転車、自動車、バス、電車など、どのような移動手段でもマイル（トリマ独自ポイント）が貯まる。動画の視聴、アンケ―ト回答などによって、より多くマイルを獲得できる。貯まったマイルは「銀行振込」のほか、「Amazonギフト券」「Tポイント」「楽天ポイント」等の38種類のポイントや電子ギフトに交換できるため、ちょっとしたお小遣い稼ぎに。通勤や通学で移動の多い人におすすめ。
●Coke ON（コークオン）
Coke ON（コークオン）は、コカ·コーラが提供する公式アプリ。Coke ONウォークに参加すると、設定した目標歩数クリアや累計歩数に応じてスタンプを獲得。たまったスタンプでドリンクチケットをゲットし、コカ·コーラの対応自販機で利用できる。ポイントの交換サイトを介さず、コカ·コーラの自販機でドリンクをもらえるという特典のわかりやすさが人気。
次回は、より具体的な選び方と、じょうずな活用方法を教えていただきます。お楽しみに！
取材・文／馬渕綾子
☆FYTTEでは６月24日（土）にリアルイベントを開催します！
きたる６月24日（土）、東京・秋葉原にてFYTTE主催のフィットネスイベント「The Fit&Wellness Live2023 June」が開催されます。フィットネスプロデューサー・AYAさんの「夏本番！燃焼フィットネス」を始め、ボディワーカー・森 拓郎さんのピラティスプログラムやヨガトレーナーの松本莉緒さんのマインドフルネスヨガなど、まさに“エンタフィット”を体感できるプログラムです。もちろん、運動初心者でもチャレンジできるレベルになっていますので安心してくださいね。多くの方のご参加をお待ちしております！
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