姿勢改善もできる脚やせエクササイズ

「今回は、脚やせのトレーニングをしていきます。脚が太くなってしまう原因としてそのひとつに姿勢があり、とくに猫背の姿勢は脚太りの原因になります。猫背になると体の重心が下のほうに下がり、結果として前ももで脚を支えたり、お腹や腰周りで体を支えるなど下半身にばかり負荷がかかってしまうんです。ですので、今回は猫背改善も含めて下半身をスッキリさせるトレーニングをやっていきましょう！」（さきさん）

猫背ケアのトレーニングから開始！

【１】

右手を横に伸ばし、うしろに向かって腕を引きながら手のひらを返します。左手で右胸の辺りをさわりながら行いましょう。

15秒間行い、反対側も同様に行います。

【２】

今度は右手を90度に曲げ、うしろに向かって腕を引きます。左手で右胸のあたりをさわりながら行い、頭は左側に向けて行いましょう。

15秒間行い、反対側も同様に行います。

【３】

骨盤の中央にある仙骨の上に両手を重ねて置き、息を吐きながら肩甲骨を寄せるイメージで腕を寄せましょう。

15秒間①→②をくり返します。

脚の筋トレ開始！ まずは立ち腹筋からスタート

【１】

手のひらを下向きにしてまっすぐ立ちます。

【２】

右脚を曲げて手とひざをタッチします。
反対の脚も同様に、左右交互に行いましょう。

★POINT
ただ脚を上げるのではなく、骨盤底筋に力を入れて脚を上げるようにしましょう。尿を止めるときのような意識で、お腹に少しでも力が入っている感覚があればOK！

「骨盤底筋に力を入れずに行ったときと比べて、脚が軽くなったような感覚になると思います。この状態をふだんから意識して歩いたりすることで、脚の変化を感じることができるはず！」（さきさん）

続いては床で行う筋トレへ

【１】

床にひざを立てて座り、ひじをうしろにつけます。このとき、背中が反り過ぎたり丸まり過ぎたりせず、骨盤が一直線になる位置をキープしましょう。

【２】

つま先を天井に向けます。

【３】

両脚を30秒間、左右交互にクロスさせます。

【４】

続いて、【１】の姿勢から脚を90度に曲げて持ち上げます。

【５】

両脚を横に開き、【４】の姿勢に戻ります。

【４】～【５】を30秒間くり返します。

さらに脚への負荷を高める内ももの筋トレへ！

【１】

頭、肩、お尻、つま先が一直線になるように床に横向けになります。

【２】

上側にある脚を体の前に持っていき、下側の脚を上下に動かします。
30秒間行い、反対の脚も同様に行います。

お尻の筋トレで大切なこことは？

「脚やせのために内ももはしっかりと鍛えるべき部位なのですが、じつはこの内ももは骨盤を正しい位置でキープしてくれる筋肉です。
骨盤はゆれたり動いたりしてしまいがちですが、内ももの筋肉がしっかりしていると骨盤が正しい位置をキープできるようになります。それによって骨盤のゆがみが減り血流がアップすることで、むくみ、生理痛などが軽減することにもつながります。
さらに、骨盤のゆがみを解消することでお腹や腰周りのもたつきが減り、お尻の形もよくなってくるのです！　このように、脚の筋トレは脚やせだけでなく全身を変化させてくれる効果があるので、ぜひ脚やせエクササイズをとり入れてみてくださいね」（さきさん）

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いかがだったでしょう。脚やせはもちろん、全身のむくみ解消や生理痛軽減などたくさんのメリットがある「脚やせエクササイズ」。トレーニング中に「キツい～」と感じても、部分やせ以外のいろいろな効果があれば、何だかそれだけで「ガンバろう！」という気持ちになれますよね♪
さきさんのようなキュッと引き締まったメリハリボディを手に入れたい人は、ぜひ今回教えていただいた脚やせエクササイズをとり入れてみてはいかがでしょう！
次回多くの女性が気になるお腹周りにフォーカスした「くびれを作るエクササイズ」を教えていただきます。お楽しみに♪

講師：さきさん
ボディメイクスタジオでの勤務を経て現在フリーランスでボディメイクトレーナーとして活動中。宅トレだけでもボディメイクができるトレーニング方法をインスタグラム等で発信。月額制オンラインフィットネスコミュニティーの『LaLaLa Fit（ラララフィット）』では、ストレッチ×筋トレを組み合わせ、整えて鍛えるトレーニングを行なっており、ダイエットをしていてもボディラインが整わなかった人、筋トレをしていても思うような体型にならなかった人に、しなやかな曲線美のボディ作りを提供している。

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文／FYTTE編集部