「芯」整いヨガで自分の体に“気づく”

「今回のテーマは“全身を動かして整えるヨガ”です。これまでやってきた、脚、骨盤、背骨を意識して、体が心地よく広がっていく、その心地よさを味わっていただきたいです！ 

体の“芯”整いヨガでは、自分の芯を整えていくことはもちろん、調整していくことをきっかけに自分自身の体を知って、気づきを持つ時間にしてほしいと思っています。体が安定することでマインドも整っていくため、逆に心や気持ちが不安定なときはポーズも安定しづらくなってきます。そんなときに手助けになってくれるのが深呼吸。ポーズだけではなく、呼吸にも集中して動いてみてください！」（金さん） 

下半身からたっぷりほぐしていこう！

【１】 

床に脚を伸ばして座り、足首をぐるぐる回します。 

【２】

右ひざを立てて外側に倒し、骨盤を立てたら、息を吸いながら両手を頭の上に伸ばします。

【３】 

指先が遠くを通るように前屈します。 

【４】 

前屈できるところまで上体を倒し、両手を床につけます。目線は床に向け、その場で３回呼吸します。 

【５】 

右ひざを立てて左脚の外側にセットし、左手で右脚を抱えます。このとき、右手はお尻のうしろの床についておきます。 

【６】 

上体を右に向かってねじり、背骨まわりの筋肉がゆるんでいくのを感じましょう。
その場で数回深く呼吸します。 

一連の動きを反対側の脚でも同様に行います。 

全身を大きく動かす！ 

【１】 

両手両ひざを床につき、かかとでキックするように、右脚を真うしろに伸ばします。 

【２】 

【１】の状態で息を吸い、吐きながら右脚を胸に近づけます。 

【１】～【２】の動きを数回くり返します。 

【３】 

右脚を体の遠くにつき、左脚を外側に半回転させます。 

【５】 

右手を天井に向かって引き上げます。この状態で右の手首をぐるぐると回します。 

【６】 

右手と右脚で引き合うように、右手を頭の向こう側へ伸ばします。 

【７】 

右手を天井に伸ばし、右脚をお尻と同じ高さに上げた状態で呼吸をします。 

一連の流れを反対側の脚でも同様に行います。

スパインツイスト 

【１】

床にあお向けになり、左手で右ひざを抱え、右手は肩の高さに合わせて横に伸ばします。

【２】 

右ひざを体の左側に倒します。
深い呼吸をしながら、右ひざから外もも、体側、胸、首筋までがゆるんでいくのを感じましょう。 

【３】 

右ひざを曲げて抱え、あお向けの状態に戻ります。 

一連の流れを反対側の脚でも同様に行います。 

「大きな動きを行いましたが、体がポカポカ温まる感覚はあったでしょうか。私にとってヨガとは“立ち止まって自分と向き合う時間”です。ヨガを通してよぶんな力やストレスを手放し、よりクリアな自分で、本来ある健康な自分の状態に整えていくことが、大切だと思います。これまでの“体の『芯』整えヨガ”レッスンの中で、新しい気づきを感じていただければとてもうれしいです！」（金さん） 

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全４回に渡ってご紹介してきた「芯」整いヨガはいかがだったでしょう。 

体がじんわりとほぐれていくのはもちろん、呼吸を意識しながらヨガをすることで、自分の体と向き合う時間になったのではないでしょうか！　しなやかでいつまでも動ける体を作るため、そして自分の体と心と向き合うため、 “体の「芯」整いヨガレッスン”を心地よく続けてみてください！ 

講師：金 知佳さん  

妊娠・出産で大きく変化した心と身体がヨガを通して日々整っていく、そんなヨガに魅了され講師の道へ。「自分と向き合うことの心地よさ・豊かさ」を伝えることをテーマに東京・神奈川でグループレッスン、パーソナルレッスンをはじめ、イベント出演、リトリート開催、モデルなど、フリーランスとして精力的に活動中です。忙しい日常や、なんとなく過ぎゆく毎日の中で、「一度立ち止まり自分と向き合う時間」を作ることで生まれる、体の軽さ、心の穏やかさ、マインドの静けさ…。ヨガを終えたあと、より心地よく前向きな心身で日常に戻れるような、そんなレッスンを心がけています。「楽しいと思えるペース」「心地いいと思えるペース」を大切にしながら、深呼吸をし、体を動かしていきましょう！  

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文／FYTTE編集部