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部分やせはできるorできない?7日間でやせるスクワットメニュー【7daysスクワット3日目】
来週までにどうにかやせたい、短期間で結果をだしたいという人におすすめのダイエット方法が、新著『7Daysスクワット』(学研プラス)で紹介しているスクワットのプログラム。来週までに-2kgを目指すプログラムの内容を一部ご紹介します。
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ありえないと言われていた「部分やせ」に可能性が
全身の脂肪は同じ割合で増減するので「部分やせ」はあり得ないというのがかつての常識でした。しかし、近年の研究結果から部分やせができる可能性が暗示されています。
これまでホルモンは臓器のみで分泌されるものだと考えられてきましたが、筋肉も一定の強度以上で収縮をくり返すことによってホルモンを分泌することが発見されました。
これらは総称して「マイオカイン」と呼ばれており、「インターロイキン-6(IL-6)」という物質が含まれていることがわかっています。このインターロイキン-6(IL-6)には、炎症を抑える作用がありますが、脂肪分解を促進する作用もあることが明らかになってきました。このことより、筋肉が周辺の脂肪をエネルギー源として利用し、特定の部位をピンポイントで引き締められる可能性が出てきたのです。
さらに、2012年には片足だけエクササイズを行い、もう片方の脚は休ませるという条件で、前後のグリセロール値をチェックするという実験が行われました。すると、エクササイズをした側の脚のほうがグリセロール値が高くなりました。グリセロールは脂肪細胞に蓄えられた中性脂肪が分解されてできる物質のひとつです。この結果からも、筋トレによる刺激のあと、何らかの作用で周辺の脂肪が分解されているという推論が成立します。
でっぷりついた脂肪は関節を動かす際にジャマなので、よく動かす部位の脂肪は分解されやすいというのは理にかなっています。今後の研究次第では常識が変わるかもしれませんね。
それでは、『7Daysスクワット』より、3日目のスクワットをご紹介します!