ダイエットエキスパートの和田清香先生は「体が硬いとやせにくい」と指摘。ところが、毎日忙しくてゆっくりストレッチする時間なんてないし…という声もたくさん! そこで今回ご紹介するのは、「オフィスでも手軽にできるストレッチ」。やせたい人は、まずここから初めてみましょう。
Contents 目次
オフィスでもできる「ながらストレッチ」で、パーツやせを目指す
「体が硬い人ほど、効果が出やすい!」と話題のストレッチ。
それは、体をほぐすことで硬くなっていた関節まわりもやわらかくなり、圧迫されがちだった血流やリンパの流れがスムーズになってくるからです。そして脂肪を燃焼しやすい筋肉へと整っていくのだとか。
筋肉をほぐすストレッチや、気になる部分を刺激するエクササイズは、地味だけれど理想のボディに近づくためには欠かせない基本的なボディケア。
…なんてことはわかっていても、仕事にバイトにと忙しくて家でじっくりストレッチする時間がないという人も多いでしょう。
そこで取り入れたいのは、定番ながらも続けやすさに定評のある「ながらストレッチ」です。
簡単で続けやすく、しかも、気になる部位にしっかり効く!
見た目は地味~な動きだけど、普段使わない筋肉が刺激される気持ちよさが、実感できます。
二の腕をスラリと引き締めるストレッチ
半袖やノースリーブを着た時に、タプタプと揺れるお肉が気になってしまう「二の腕」を引き締めるストレッチです。
<1>
両脇をきゅっと締めながら
最大限まで腕を後ろへ上げる
椅子に座り上半身を軽く前へ倒したら、体温計を挟むイメージで脇をしっかり締め、両腕を可能な位置まで後ろへ上げていく。
<2>
ゆっくりひじを内側へ曲げ
伸ばす→曲げるを繰り返す
脇をきゅっと引き締めたままゆっくりひじを内側へ曲げ、二の腕の筋肉が心地よく伸びているのを感じたらはじめの状態へゆっくり戻す。ひじの高さが動かないように注意しながら、伸ばす→曲げるを繰り返し10回行う。
座ったままでズドーンな幼児体型を解消する、お手軽ツイスト
キュット魅力的なくびれが欲しいなら、ウエストまわりの筋肉をねじってほぐして引き締めて。
<1>
イスに浅く腰かけ
両手を胸の前でクロス
イスに浅く腰かけ、ひざは閉じる。両手を胸の前にクロスさせ、手のひらを鎖骨の下あたりにそえる。
<2>
息を吐きながら
上半身を右へねじる
ひざが開かないように注意しながら、息を吐きながらゆっくりと上半身を右へひねる。勢いで反動で体をひねらないよう、注意を。ひざをしっかり閉じるために、ひざの間に薄めのノートなどを挟んでもいいでしょう。
<3>
反対側にねじり
左右10回繰り返す
次は同じ要領で、上半身を左へひねっていく。息を吸い、吐きながらねじるという動きを、左右交互に10回繰り返す。
電車で移動中などの隙間時間でもできる、腹筋を刺激するエクササイズ
下腹ポッコリ! が特に気になる人は、電話中や移動時間にもこんな動きを取り入れましょう。
<1>
イスに浅く座り
首を伸ばしてあごを引く
座席やイスに浅くこしかけ、上半身をまっすぐに、首をスッと伸ばし、あごを軽く引くのがコツ。頭の頂点が、天井に引っ張られているイメージを持つのもいいでしょう。
<2>
お腹に力を入れ
両足を床スレスレに浮かせる
左右の高さが水平にキープできるよう意識しながら、腹筋に力を入れて両足を床ギリギリの位置に浮かせる。疲れたら1に戻り、繰り返す。
<注意!>
猫背になると、腹筋が使われない
持ち上げた脚をキープするとき、猫背になっていると腹筋が効果的に使われません。正しい姿勢を意識しましょう。
忙しくて運動やストレッチする時間がとれないという人でも、これならできる!とやる気がわいてきませんか? ちょっとした空き時間でコツコツ続けるのが、美ボディへの近道。ダイエットを意識している人は、ぜひお試しを。
撮影/山上忠 ヘア&メイク/ 斎藤節子 文/木下頼子