気づくとなんだか常にバタバタ、せわしない。「忙しい!」が口グセになっていませんか? そんなときでも、ぜひ取り入れたい、わずか1分でリラックスできる究極のヨガをアンジェラ・磨紀・バーノンさんに教えていただきました。
Contents 目次
1日の終わりにゆったりと感じる自分だけの時間
”Slow down, Calm down, Don’t worry and be happy!”
Hawaiiの人々はゆっくりと時間を過ごす、ということが得意な人が多いです。
きっと気候Hawaiiのこの大自然が人々をそうさせてくれるのでしょう。
私もHawaiiに移住してからはHawaiiのゆったりとした時間の流れに、身を委ねるということが身につきました。
今の私の至福の時間は、一日を終えるときにのんびりと陽が沈むのを眺め、風を肌に感じ、おいしい空気を吸い、雲の動きを見ながら少しずつ変化していく空のカラーを眺め、ゆったりと流れる時間をenjoyすることです。
このような時間を過ごすことで心底リラックスすることができるのです。
まずは自分を見つめ直し、今この瞬間を大切に
自分は常に忙しくしてしまう、用事を次から次へと入れてしまう、という人はまず自分がなぜ常に忙しくしてしまうのかを考えてみてください。
寂しいから?
それとも忙しくすることで人に必要とされていると感じるから?
それとも人からの用事や誘いを断れないからそうなるのか?
それぞれ理由があると思うので、まずは自分で自分を見つめ直してみます。
どんな理由で自分を忙しくしているのか?
気のあせりは何から生まれてくるのか?
理由がわかればそれを改善することができます。まず第一歩は自分の心の奥底に目を向けてみること。1日24時間という時間をどう過ごすかは、あなたしだいです!
Slow downすることで心が落ち着きリラックスできるのと同時にもう1つ素晴らしい点は、今この瞬間に100%身を置くことができるということ。
忙しい毎日、あせりながら日々を過ごしていると先を見過ぎで大切なものを見失いがちになってしまいます。先のことを考えるのはもちろん大切だけれども、今後二度と来ない、今、この瞬間を大切にすることも、とっても大事。
だからこそ、たまには足を止めて、マインド(心)と身(体)をここに置き、今という瞬間をたっぷり味わう。そうすることで今まで見えなかったことが見えてくると思います。
ヨガもそうですが、早いスピードでヨガのポージングを行っていると細かい点を気にする時間がなく、ていねいに、ひとつひとつの動きを行うのが難しく、体の声に耳を傾けるのも難しくなります。
ひとつひとつのポーズをゆっくりと、ていねいに行うことで自分の体の声に耳を傾けることができ、どこをどう動かすと、体がどんな感じになるのか?と自分の体の仕組みを理解することもできます。
呼吸と脳と心というのはつながっています。
例えば呼吸を速く浅くすると頭にもストレスを与えます。
みなさんも経験したことがあると思いますが、悲しくて泣いているとき、心配ごとがあるとき、怒っているときには私たちの呼吸は速くなり、浅くなります。だからこそ、呼吸をゆっくりと深くするということがとても大事。
簡単呼吸法で、気持ちを静めるポーズ
そこで、今日は簡単な呼吸法を紹介したいと思います。
まず自分のラクな姿勢で座ります。お尻の下にクッションなどを敷き、少しお尻を脚のつけ根の部分よりも高くしてあげるとラクに座ることができます。
ラクな姿勢で座ったら、目を閉じて自分の呼吸と体に集中をしていきます。
あご、首、肩、腕、脚のつけ根、ひざ、足首という風に上から下へと自分の体ひとつひとつのパーツに集中をして、そのパーツの力を全部抜いていきます。
力が全部抜けたら、ゆっくりと鼻で深呼吸を行っていきます。吸うごとにお腹は前へふくらみ、肺は横に広がり、背骨は少し伸びて高くなるのを意識します。吐くときはふくらんだお腹と肺が全部しぼむようにそしてお尻が少し深く床へと沈んでいくように意識をします。
これができるようになったら、次に吸いながら4カウント数えます。吐くときも一緒。4カウント数えながらゆっくりと深く吐いていきます。これを忙しいときなら1分間。時間があるときは5分間行ってみてください。きっと脳がクリアーになり、心は落ち着き、深くリラックスができることでしょう。
ぜひ、忙しいときほど、意識的にトライしてみてください!
*写真は本人によるもの。