中国で2000年以上も前から伝わる「腕ふり」は、肩こりの解消に効果的なのだそう。しかもイスに座りながら腕をふるだけなので、とっても簡単! 今回は腕ふりの提唱者で国際中医師の資格を持つ北濱みどりさんに、そのやり方を教えていただきました。
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2000年以上前から伝わる中国の健康法「腕ふり」
日本人の国民病ともいわれている肩こりを、腕をふるだけで解消できるなんて…と半信半疑の人もいるはず。肩こり解消に効果的な理由には、膏肓(こうこう)というツボをほぐすことがポイントなのだそう。
「膏肓(こうこう)は、肩甲骨の内側のほぼ中央、心臓の裏側あたりに位置する重要なツボ。ここがほぐれていることが健康の条件ですが、膏肓は中医学で『薬も鍼も届かない』といわれるほど刺激するのが難しい場所なのです。ただし、腕ふりで肩甲骨を動かせば自然とほぐすことが可能。さらに、膏肓は肩こりと関係の深い僧帽筋の中央にあるので、膏肓をほぐせば僧帽筋をほぐすことに。筋肉のこわばりをほぐすと血流がよくなり、自然とこりがとれるのです。
腕ふりは中国で2000年以上も前から伝わり、今なお効果が実証されている健康法。1回3分(約200回)、できれば1回3セット行うだけ。腕をふり、肩甲骨をほぐすことで体本来の機能が回復。続けるうちに、長年の痛みやツラさから解放されます。さらに、腰痛の改善、免疫力の向上、高血圧ぎみの人の血圧低下といった効果も見られました。血液の循環がよくなって免疫力がアップし、アンチエイジングにもつながりますよ」(北濱さん)
仕事の合間にもできる、“腕ふり”のやり方とは…?