これまで1万人以上を美ボディに導いてきた、“ダイエット王子”こと小山圭介さんが、ダイエットのお悩みや疑問に答えます! カチカチの硬い体のままでは、やせにくいの? 今回のテーマは「体の柔軟性とダイエット」についてです。
Contents 目次
今回のお悩み
私は体がとても硬くて、立って前屈すると床に手の指がつきません。
体の柔軟性とやせやすさは、関係あるのでしょうか?
ストレッチを毎日の習慣にしたほうがいいの?
体が硬い人は、筋肉が硬くなっている
こんにちは。ダイエットトレーナーの小山圭介です。
ダイエットで消費エネルギーを増やすには、筋肉の「量」を増やすだけではなく、柔軟な状態にして「質」をよくすることも大切です。
体が硬いということは、筋肉が硬くなって伸び縮みしにくくなり「質」が落ちているということ。
例えば、体が硬い人と柔軟な人では、普段の「歩く」動作でも、消費エネルギーが変わってきます。
筋肉が柔軟だと、関節の可動域が広くなって脚を大きく踏み出すことができ、広い歩幅で歩けます。一方、筋肉が硬い人は、関節を柔軟に動かせず、歩幅が小さくなりがちです。
つまり、体をやわらかくして質のいい筋肉にすれば、運動の効果が出やすくなり、日常の動作でもやせやすい体になれるということです。
「やわらかい体」をイメージしながらストレッチ
筋肉の質をよくするために、ストレッチを習慣にしましょう。
とはいえ、体が硬い人は、ストレッチがつらくてなかなか続かないことが多いのではないでしょうか。
「自分は体が硬いから、できない」と思い込んでストレッチをすると、脳がブレーキをかけます。
そこで、ストレッチをしながら、
「やわらかくなる!」
「ぺったんこになる!」
と、声に出し、自分の体がやわらかくなった状態を頭の中でイメージをしながら行ってみてください。
これは、私もストレッチ中に行っている方法なんですよ。
続けていくうちに体がほぐれていき、柔軟性がアップしていきます。
手のひらやめん棒で筋肉ほぐし
硬くなりやすいのは、お尻、太ももの裏、ふくらはぎなど、下半身の筋肉です。
脚をさわってみて、硬いな、むくんでいるなと思ったら、手のひらで円を描くように押してもみほぐしましょう。
テレビを観ながら、入浴しながらでも、気づいたときにいつでも行えます。
めん棒を使って、脚を下から上にマッサージするのも効果的です。
また、猫背になりやすい人は、肩と鎖骨の間あたりの筋肉が硬くなりがちです。
ここを手でもんでほぐすことで緊張がとれ、肩周りがラクになって正しい姿勢をとりやすくなります。
筋肉の「質」をよくするために、ストレッチやマッサージを習慣にしてみてください。
柔軟な体に変わると疲れにくくなって、体を動かすことが楽しくなっていきますよ!
取材・文/掛川ゆり