ポジティブな人とネガティブな人を比べたら、ポジティブな人のほうがステキ。この発想が常識になってしまっているがゆえに、ときとして自分の中に沸き起こるネガティブな感情に対して罪悪感を感じていませんか? じつは目標達成のために起こるネガティブ思考は、必然なのだとか。これは一体どういうことなのでしょう?
Contents 目次
ネガティブな要素が本当のやる気を育てるポイント
目標を持ってそれに向かって進んで行くときに、さまざまなことがやる気につながります。
自分がこの目標を達成したら今よりも自信を持てる!
もっと生活を楽しめる!
この人に喜んでもらいたい!
欲しいものが買える!
そういったことは、自分の人生をより豊かにすることであり、やる気の源になります。
自分にとってやる気につながるポジティブな要素は認識しやすく、考えることも簡単です。
これらは目標を叶えることで未来に得たいものであり、ゼロをプラスにしていく感覚の動機になります。
しかし、もう一つ忘れてはいけないのは自分の中の不足感を補うためのネガティブな要素。
どちらかといえばマイナスのものをゼロにする感覚の動機です。
大きな目標を立て、大変なことがあってもそれに向かって行動し続けられる人はネガティブな要素が大きなエネルギーになっていることを理解しています。
過去に馬鹿にされたこと、傷つけられたこと、誰かを見返した…。
そんな思いもまた大きなやる気につながっているのです。
そういうことは考えてはいけないんじゃないか…。
そんな風に感じる人もいるかもしれません。
でも、自分の中のそういうネガティブな要素を受け入れることはとても大切なことです。
ネガティブな要素も、自分の人生を豊かにするために使っていけばいいのです。
「見返したい!」という感情はマイナスのことではない
そこでおすすめなのが、見返したい人を見つけてみること。
今、達成しようとがんばっている目標を達成したときに見返したい人がいるかどうか考えてみましょう。
例えば、ダイエットを目標にしているのであれば、やせてキレイになって見返したい、相手がいるでしょうか?
前につき合っていた人でも、小学生のときに太っていると言われた相手でもいいです。仕事であれば、以前の会社の同僚など、いろいろ考えてみてください。
もし見返したいと思う人がいなければ、それでも構いません。
もしも、そんな存在がいたとしてもそんな風に感じている自分を否定するのではなく、目標を達成するためのやる気の一部にしてみましょう。
今回お伝えしたかったことは、目標を達成するためのやる気とはポジティブな要素ばかりではなく、自分にとってネガティブな要因もやる気を育てるための大きな要因になりうるということです。