続ければ続けるほどリターンが大きい筋トレ。長期的にだけではなく短期的にやせたいという時も、筋トレは効果を発揮してくれます。1つには一緒に有酸素運動をすること。ただしそれには順序があります。今回は、ボディデザイナーの森 俊憲さんの新著『大人女子のための 続く筋トレ』から、筋トレでやせるための極意をご紹介していきます。
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短期勝負で痩せたいなら、有酸素運動との合わせ技で
時間にも体力にも余裕があり、なおかつ短期間で痩せたいというような人は、筋トレと有酸素運動をセットにして行うのも良い方法です。
ただその際はあくまでも筋トレをメインにし、有酸素運動は「おまけ」という感覚で。
筋トレと有酸素運動を併用する場合は筋トレが先。有酸素運動を後にするが鉄則です。
有酸素運動を先にやってしまうと心身共に疲労状態となり、筋トレをやる気力がなくなったり、やったとしてもフォームが崩れてしまいがち。
また筋トレを先にしたほうが、脂肪を分解する役目を果たす成長ホルモンがより多く分泌されることがわかっています。
筋トレで体重は増えない
筋トレをする際の懸念のひとつが、体重が増えるのではないかということ。
しかしそれは間違い。
体重が増えたという会員の方に聞いてみると、やはりその原因は食べすぎということがわかります。
「たくさん運動してるから大丈夫と気が緩んで、つい以前よりも食べすぎて」というわけです。
脂肪より筋肉のほうが重いのは確かです。しかし同じ1kgでも脂肪のほうが体積も大きくなります。脂肪が減った分だけ筋肉がつけば体重が同じでも見た目が明らかに引き締まるわけです。
結局のところ「太った、痩せた」も体重ではなく周りからの見た目の問題です。
女性は筋トレでムキムキにはならない
筋トレというと筋骨隆々のボディビルダーのような体をイメージする人も多いかもしれません。
でも安心してください。そもそも女性は男性より筋肉のつきにくい傾向にあります。
筋トレで筋肉が強化され始める段階では、「ちょっと体がゴツくなってきたかな」という感覚を得ることもあるでしょう。
これは脂肪がだんだんと減っていき、変わって筋肉が増えていく過程の中で一時的にそう感じるだけです。体脂肪が減っていくにつれて、そうした違和感を覚えることがなくなるはずです。
一方、女性らしさを残しながらもお腹の筋肉が6つに割れて見えるシックスパックを手にしたい女性が増えています。
女性の場合は、性ホルモンの関係で一般的に男性に比べて上半身に筋肉が付きにくい傾向にあります。
しかし、筋トレで腹直筋を鍛えて筋肉に厚みをつけていきながら、その上の皮下脂肪を落としていけば誰でもシックスパックが見えてくるようになるのです。もちろん簡単なことではありませんが。
知っているようで知らないのが筋トレ。
筋トレの知識を新しくバージョンアップして、体が変わるまで3か月、毎日続けてみませんか。
文/庄司真紀